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第四章
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「そこが違うのが」
「全然正反対で」
「どうなんだろうな、大丈夫かな」
「二人共いつもと違うジャンルの作品だけれどな」
「よく書けてるかしら」
「大丈夫?」
 多くの者が脚本の出来に不安を感じていた、二人共普段の作品とは全く違うジャンルだからだ。
「果たして」
「それでいけるの?」
「面白かったらいいけれど」
「それならそれで」
 こう話す、だが。
 舞台は観てみないとわからない、それでだった。
 その舞台を観てみた、すると。
「あっ、これは」
「よくない?」
「どっちの脚本も」
「いい感じで」
 演技や舞台はこの部活は安定しているので問題なかった。
「これはね」
「普段と違っても」
「面白くて」
「見応えもあるじゃないか」
 こう口々に言うのだった、そして。
 どちらも舞台も終わった時は拍手であった、それで茉祐も愛理もだった。
 舞台が終わってからだ、二人で笑顔で話した。
「やったわね」
「ええ、成功ね」
 こう笑顔で話すのだった。
「どうなるか不安だったけれど」
「それでもね」
「書いてよかったわ」
「私もよ」
「じゃあこれからもね」
「そうね」
 二人で笑顔で話していく。
「時々ね」
「普段とは違うジャンルを書いていきましょう」
 こう話した。
「好評だったし」
「普段と違うジャンル書くのも面白いし」
「それじゃあね」
「時々そうしていきましょう」
 二人で笑顔で話す、そしてだった。
 ここでだ、茉祐から愛理に言った。
「恋愛に推理入れるとか」
「その逆も」
「よくない?話に幅が出て」
「そうね、これまで私達一辺倒だったけれど」
 恋愛なら恋愛、推理なら推理だけだったとだ。愛理も言った。
「じゃあね」
「そう、メインは恋愛とか推理でもね」
「それぞれの要素をミックスさせて」
「そしてね」
「書いていけばね」
「お話に幅が出て」
「余計に面白くなりそうね」
 二人でこのことに気付いた。
「それじゃあね」
「そうしていきましょう」
 二人で話してだ、そうした脚本も書いていこうと決めた。二人はそれから時々自分達の好きなジャンルの脚本を書きまたその脚本も他のジャンルの要素も入れていった。すると二人の評価はこれまでより遥かに上がり。
 演劇部の看板脚本家コンビにさえなった、それで茉祐は愛理に言った。
「いや、よかったわ」
「ええ、まさかこんなに評価が上がるなんてね」
「予想もしなかったわ」
「こんなことになるなんて」
 クラスで驚きを隠せない顔で話す。
「八条学園って演劇盛んだけれど」
「その中での高評価ってね」
「恋愛だけ、推理だけだと」
「ここまでならなかったわ」
 それこそというのだ。
「そうなったのはね」
「や
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