暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第35話 =青眼の悪魔と双剣の使い手=
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リカは軍メンバーの回復、サチは他の風林火山と一緒に軍を避難させているのが見えひとまずは安心だ。
だがその安心は次の瞬間に崩れ去った。突如その悪魔、グリームアイズが軍に攻撃を仕掛けたのだ。そのせいでサチたちは一気に赤まで減り、さらに吹き飛ばされ身動きが取りづらくなっていた。

「…っ!アスナ、クライン、リクヤ!10秒だけでいい!アイツの気を引きながら持ちこたえてくれ!!」

そういうキリトはメニューを急いで操作している。今はキリトを信じるしかなく一気に悪魔へと詰め寄る。

「…喰らっとけ!!桜花爆砕斬!!」

俺は顔に肉薄しその場で回転攻撃、最後に土砂をぶつけこちらに注目を集める。クラインの「スイッチ」の掛け声とともに交代、目の前にクラインが来る。そして刀で大剣を受け、飛ばされるもダメージを最小限にする。クラインを飛ばすため大剣をふったグリームアイズだがそのおかげで隙が大きく出ており続いてアスナがクラインの開いてくれた場所にいくつもの突き攻撃で攻撃を繋げる。

「アスナ!!!」

だがグリームアイズは体勢を立て直し空いている左でアスナが殴ろうとする。クラインとのスイッチのおかげで硬直も何もない俺はアスナとの間に入りその攻撃を剣で受けそれを明後日の方向へ流す。キリトも準備できたらしくこちらに駆け込んでくる。
グリームアイズはそのキリトに剣を振り下ろすがキリトは左手を自分の左肩に移動させながら右手で衝撃の来ないよう、受け流す。そして今まで俺も見たことの無い純白の剣を左手で持ち、グリームアイズを攻撃していた。

「…キリトぉ…」

「キリト君…」

キリトのその攻撃でゲージが残り一本になり、その悪魔はいきなり絶叫を上げる。それと同時にヤツの左手に炎が集まりそれが晴れると右で持っているような巨大な剣が握られ手しまった。
まさか、予想が当たるなんて…だが、キリトはそれを気にせず攻撃を繰り出していく。

「うぉぉぉぉぉぉ!!」

「キリト、左!!」

サチの声に動きはシステムに任せ左をチラっとみるキリト。そこにはいかにも首を飛ばそうと高々と振り上げられているもう1本の剣が…だが、こっちにも二刀流がもう一人いることを忘れるなよ。

「ぜぇやぁ!!」

ハイブーストの加速、今の自分で一番力を込めてその剣を弾き飛ばす。そして散々ソラに特訓してもらった双・大剣士最上位ソードスキルをつぶやく。同じく右ではじめのソードスキルが終わったのか俺と似たような構えを取る。

「スターバースト・ストリーム…!」「グランバースト・クエイク…!」

ほぼ同じタイミングでグリームアイズに斬りかかる俺とキリト。あのバルバトス戦とは武器が違うものの動きが当然のごとく再現さ
れる。
2本同時で斬り上げ、コンマ1秒遅くその2本を別々に
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