暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1865話
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い出来事だったのだろう。

「ああ。ただ、学校に出てくるのは来週の月曜から……って事になるらしい」
『ふーん。……そっか。じゃあ、また来週からクラスの方が色々と騒がしくなりそうね』
「それは否定しない」

 転入してきて早々に入院した有里は、その性格からもあって薄幸の王子様的な存在と見ている者も少なくない。
 まさか、影時間にシャドウと戦った影響で意識不明になって入院してました……なんて真実を説明する訳にはいかない以上、これからの有里のキャラは薄幸の王子様で通す事になりそうだ。
 まぁ、実際にそれを有里が許容するかどうかというのは、また話が別なのだが。

『有里君、何であそこまで人気が出たのかしら? 勿論中性的な顔立ちだし、人気が出るのは分かってたんだけど、こんなに人気が出るとは思わなかったわ』
「そうだな。……やっぱり転入してきて早々入院したというのが大きいんじゃないか?」
『そうなのかしらね? とにかく、また来週から色々と事態が動きそうね。……16階の件もそこに関係してくると思う?』
「確証はないけどな」

 有里がこの世界の原作の主人公であるのなら、ペルソナ使いとして覚醒した以上、原作が始まっていると考えてもいい。
 であれば、やはりこの入院が終わってからこそが本番……
 そう考えるのは、決して俺の気のせいという訳ではないだろう。
 ……この世界の原作がどんな感じなのか分かっていれば、ここまでやきもきする必要もなかったんだろうけどな。
 そう思いながら、俺はゆかりとの会話を続けるのだった。
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