ペルソナ3
1865話
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セレント!』
はい、2エクセレントいただきました。
そう言いたくなる程に清々しい言い分。
いやまぁ、こっちとしては桐条と一緒に食べに行けば、美味そうに食ってくれるので、それが嬉しいから誘ったんだが……予想外に食いつきが良かったな。
「なら、今度都合がつく時間を教えてくれ。ハンバーガーでも、お好み焼きでも、たこ焼きでも、なんでも一緒に食いに行くから。……ああ、けどもんじゃ焼きは俺も作ったり食ったりした事がないから、お勧めの店は知らないぞ」
いっそお好み焼きは俺の部屋で作って食うのもいいか……ああ、でもそうなるとホットプレートとか、ひっくり返すコテとか、そういうのを揃える必要があるな。
桐条のお好み焼きを食う為だけにそこまで用意するのは、面倒な気がする。
ただ、あればあったで色々と便利なんだよな。
焼肉とか、ホットケーキとか。
まぁ、取りあえず次に食いに行くのはハンバーガーで決まりのようなので、今はホットプレートについて考える必要はないだろう。
『アルマーから聞く料理は、知ってはいるが食べたことのない料理が多いな。……時間に余裕が出来たら、なるべく早く連絡しよう』
「ああ、そうしてくれ。さっきも言ったけど、俺の方は大抵開いてるから問題ない」
実際、部活に入ってる訳でもなければバイトをしている訳でもない。
そんな俺は、当然のように放課後に何も用事はなかった。
敢えて用事となると……順平や友近と一緒に遊びに行くくらいか?
もっとも、それだって別にいつもって訳じゃないんだが。
『ふふっ、楽しみにしているよ。……では、この辺で失礼しよう』
その言葉に俺も軽く挨拶をし、電話を切る。
そうして次に電話を掛けたのは、ゆかり。
『はい、もしもし? どうしたの、アクセル?』
「ああ、ゆかりか。さっき桐条から連絡があって、有里が目を覚ましたそうだ」
『え? 本当?』
そう尋ねてくるゆかりは、桐条の名前に若干息を詰まらせたが、最初程に強い拒否感は出ていない。
まぁ、それも直に何度か桐条と接した事が影響しているのだろうが。
勿論これが、桐条個人ではなく桐条グループとなれば話も色々と違ってくる。
その事を安堵すべきか、残念に思うか。
ともあれ、有里が目を覚ましたという話を聞いたゆかりの声は、幾らか明るい。
ゆかり本人は特に有里と親しい訳ではない。
だが、ゆかりと俺は親しい間柄で、有里はそんな俺の友人という立場である以上、ゆかりと有里もそれなりに会話をしたりはする。
……まぁ、有里は基本的に怠惰というか、面倒臭がりな奴なので、そこまで話が弾むといった事はないのだが。
それでも入院して意識不明だったクラスメイトの目が覚めたというのは、ゆかりにとって嬉し
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