ペルソナ3
1865話
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「今日が金曜だから、有里が学校に来るのは月曜か?」
『特に何も問題がないようなら、そうなる予定だ』
ふむ、そうなると明日と明後日に有里の見舞いに行った奴は無駄足になるな。
まぁ、退院したら退院したで、入院しているよりは喜ぶと思うけど。
月光館学園、完全週休2日制じゃないんだよな。
だから、土曜も普通に授業がある。
明日にでも学校に出てくれば、喜ぶ奴も大勢いるんだろうが……まぁ、そこまで俺が気にする必要もないか。
「分かった。それで、俺達の事は?」
『……難しいところだな。出来るだけ詳しい話を教えてやりたいが……アルマー達の情報をどこまで教えてもいいものやら』
まぁ、ここで下手に俺達の情報を口にすれば、俺達との関係が悪くなる可能性もある。
であれば、桐条がその辺りを警戒するのも当然だろう。
「そうだな。じゃあ、俺が直接説明するか。それは構わないか?」
『いや、それは寧ろ助かるが……構わないのか?』
「ああ。どのみち影時間に活動していれば、嫌でも会う事になるんだ。なら、下手に俺達の事を隠しておいて、タルタロスで戦っている時に遭遇するなんて真似は出来るだけ避けたい」
下手にシャドウと戦っている時に遭遇すれば、どんな事故が起きるか分からないし。
もっとも、俺達がいる階まで桐条達が実力で来るまでどのくらい掛かるかは、不明だが。
一応桐条達も俺達と一緒に14階までターミナルで移動した事もあって、行こうと思えば俺達が主に活動している15階までやってくる事も不可能ではない。
だが、当然タルタロスというのは上に行けば行く程に強力なシャドウが出てくる訳で……実力不足の状況でいきなり15階を攻略しても、それは意味がないどころか、無駄死にするだけだ。
桐条や……特に強さに対して強い拘りを持っている真田は当然それを理解している為、自力でタルタロスを進んで力を付けている最中な訳だ。
そんな訳で、有里がペルソナ使いとして覚醒しても、戦闘中に俺達と遭遇することがあるかと言われれば……まぁ、16階の封印が解かれなければ、可能性はあるといったところか。
そんな訳で、俺達と有里が顔を合わせておくというのも大事だとは思うが……
もしこれで有里が俺達と一緒に行動したいと言い出したら、どうすればいいんだろうな?
考えるまでもなく、有里にとって俺やゆかりはクラスメイトで、数日程度ではあっても一緒に行動していた。……見舞いの品も持っていったしな。
それに比べると、桐条と真田は……ああ、でも真田は一応有里を学校まで案内したとか言ってたな。
ともあれ、最初の日だけだったらしいが。
そんな訳で、有里にとって俺達と桐条達のどちらが親しいのかと言われれば、問答無用でそれは俺達なのだ。
であれば、有里が俺
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