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俺のペットはアホガール
『天誅』3-2
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しぶといわね…りっちゃん。でもねっ、私にはまだ最終兵器が残っているのよっ!!

「こうなったら、二重丸の部分をハサミでくりぬいてくれるわぁぁあああ!!」

「んぎゃあああぁぁぁ!!!」

「いい加減落ち着いてくださいっ、母上殿!!」

「んなっゆーがちゃん!?」

こんなパットでのポットで野郎に背後を取られしかも肩に腕を回され身動きを封じられてしまうなんてってうかつだったわ!
でもまだ手はある。私は女、ゆーがちゃんは男の子。ならやることはひとつしかないわっ。

「いや〜〜ん、痴漢よ〜〜」

「ちょっ!!?」

「ナルシーの熟女好き〜♪」

「違うから、千代紙君っ!!
 たとえ変な濡れ衣を着せられても僕は放さないですよっ! 
 楽しみしていたみんなとの旅行をこんなおばさんに邪魔されたくないからねっ」

「……おばさん、だと?」

「え」

「この小童があああぁぁぁ!!!」

「「ぐはぁぁあ!!」」

油断大敵ってね。スルッとゆーがちゃんの腕から逃げて、逆に私を封じてたその腕を掴んで呆然と立っていたりっちゃんに向けて投げつけてくれるわぁぁぁ!!

「つ、強い…」

「貴様らガキ共とはくぐってきた修羅場の数が違うのよ」

さあこれで終わりよ、りっちゃん!
右手持つハサミを掲げ、左手に持つ水着目がけて振り下ろす。

「ヒャァァァパァー!!
 あっくんは、誰にも渡さんわぁぁあああ!!!」

「いやあああああああ!!!!!」

ガシッ。

ハサミを持つ右手が誰かに掴まれたっ。

「なにを……してんすか」

「「最藤君っ!!」」

「ち、違うのあっくん! 私はただ…老後。じゃなくてあっくんの為にっ」

「…………」

上を見ると冷たい、人ひとり殺れそうな目をしたあっくん顔だったわ…。
このままではヤバイ! と本能的に察した私の身体は、瞬間的にあっくんから離れ

「だって。だってあの雌豚があっくんをっ」

「なっ///」

今回の事は全部あの女が原因なのよっと説明しようとしたのだけどその前に私の背後をとったあっくんに

「もう40近いんだし、ちょっと落ち着きましょうか……」

「アガガガ……」

首に腕を回され締められる技、スリーパーホールドをきめられてしまったわ。

「ガァァァァ!!!」

痛い! いやそれ以前の問題のような痛さ、このままでは落とされてしまう!
ギブギブギブッと絞めてくるあっくんの腕を叩くと解放してくれたわ。ハァーハァーとまずは新鮮な空気を肺に取り込む。

「で、どうします? もうこうゆう事しないと誓うか、もっと痛い目みますか?」

仁王立ちし説教をするあっくん。
あっくんに近づき誘惑する雌豚&メス
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