第8話 負けられない戦い
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
じじじ、なななな、いんだだだだだ、からねねねねね!!?)
如何やら必ず勝つことを条件に、今日義経への挑戦を許されたらしい。
つまり、負け=説教である。説教なのだ。南無。
そんな押してる一子だが、矢張り昨日の百代対シーマのアレは一子にとって良くも悪くも衝撃的だったのか、最近では決闘中に抑えることが出来ていた筈の感情が蘇る。
(私も、私も私も私も私も私も私も私も私も――――私も!憧れみたいに!)
勝つ!それがこの努力の天才と呼ばれる一子の理想の姿だろう。だが、
(ん?隙!?)
今まで一切の隙なく徐々に攻めて来ていた相手の一子から、僅かな大振りなれど確実な隙が出来た事を義経は見逃さない。
一瞬で懐に入り、振り上げた刀で一子の手から薙刀を弾き飛ばす。
「あっ!?」
「逃しはしない!」
さらには刀を投げて一子にそれを避けさせることによって強制的に体勢を崩し、
「源氏式――――脇固め!」
「あぐっ!」
直に密着して脇固めで動きを封じる。
これはもう外せないなと判断して、一子のこの後の末路を知りながら正当なれど無慈悲な判定を出すシーマ。
「勝負あり!この決闘はヨシツネの勝利である!」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ