第8話 負けられない戦い
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ウは既に多くの女性から好意を集めているし、その覚悟と決意は納得だな」
「・・・・・・――――ちょっと待て!何で納得してるんだ2人共!?」
復帰した士郎が2人に抗議する。
だが2人は、
「何を怒っているんだ?」
「何を怒っているんですか?」
「何をって・・・・・・」
「士郎さんなら当然では?」
「シロウなら当然であろう?」
何故か確信を以て言われる士郎は今だ納得していない様子。
「俺が多数の女性を娶る・・・・・・かは万歩譲って置いとくとしても、アレは如何考えても世間体の観点から見ても決して良いものなんかじゃない!そもそも、藤姉や雷画の爺さんが反対する筈だろ!?」
「確かにタイガは反対するであろうが、シロウを実の孫同然に見ているライガは『ひ孫の顔が多く見れそうで何よりじゃ』と寧ろ喜んでいたぞ?」
「・・・・・・・・・」
雷画の口にしていた言葉に何とも言えない顔をするようになる士郎を放って、レオはリザに発破をかける。
「後見人である雷画殿が寧ろ期待しているのであれば、最早怖いもの無しですね」
「はい!ですが――――俺は士郎に今すぐ(婚約&子作りを)強制する気は無いからな。そこのところは安心してくれ」
「理解ある女だなリザは。一夫多妻を許容してくれる伴侶がこの国にどれだけいるか――――シロウは恵まれておるな」
シーマは言葉とは裏腹に、マスターであるにも拘らず士郎を白目で見ていた。
「・・・・・・・・・・・・」
これに、またしても何とも言えない顔をする士郎。
そんなこんなで途中に、冬馬達と合流して自己紹介やらなんやらしながら学園に登校するのだった。
−Interlude−
3−Sの教室では昨夕の葉桜清楚の歓迎会での話で盛り上がっていた。
「う〜ん、昨夕の歓迎会は受験勉強疲れを一気に癒してくれた一時だったわね」
「確かに確かに!衛宮君の手料理は何時食べても至高ね」
「もう、家の専属シェフとして雇いたいくらいだったわ!」
「「「確かに!」」」
と、女子生徒たち数人で盛り上がっている箇所。
もう一か所は男子生徒達が集まっていた。
「衛宮君の料理は確かに美味だったけど、清楚ちゃんが美味しそうに食べてる時に見せた笑顔だけでも癒されたな〜」
「ああ、彼女の笑顔は受験勉強で身も心も疲れ果てている俺達にとって、最近では一番の清涼剤だよな〜」
「「「いや、まったく」」」
そこに朝から変に気疲れしている士郎が登校して来て席に着いた。
それに反応して読書で時間を潰していた隣の京極が、本を閉じて挨拶を省略して士郎に話しかける。
「如何した衛宮、疲れたような顔をして。また女性関連
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