第六章 Perfect Breaker
Misscreate/正義の味方
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に命中し、その体をバラバラに吹き飛ばす。
スカイライダーが地上に降りるころには、その破片すら消滅してしまっていた。
「ま、こんなもんか」
ショッカーライダーNo.6が相手にする仮面ライダーは
「ッケー!!」
「――――!!!」
野獣の雄叫び。
アマゾンとシンの爪や牙を相手に、ショッカーライダーは為す術もなく解体されていく。
指先からのロケット弾も、足先のナイフも当たらない。
獣の感性と俊敏性をもつこの二人のライダーに、そんな攻撃が当たるはずもない。
翻弄され、周囲の二体を追い、そしてついにショッカーライダーの腕が、シンの腕を掴みとり
「ギィァッ!!?」
その腕が千切れた。
無論、ショッカーライダーのが、である。
シンの腕から生えている突起に触れたショッカーライダーの腕は、その破壊微振動によって触れただけで粉砕されてしまったのだ。
さらに、その背後に迫るもう一匹の獣が
「ガァアアアウ!!!」
「ギ」
「大、切、断!!!」
「ギャゥッ!!」
ショッカーライダーの右肩に振り下ろされた大切断が、股から抜けて首を残して右半身を切り落とす。
そのまま倒れるショッカーライダー。
だが、口のクラッシャーが開いてそこから溶解液が吐き出された。
いかに改造人間とはいえ、これを食らえば患部が解ける。
修復不可能になるほどの傷になる、それを真正面から食らったシンは
ガシリと、ショッカーライダーの頭部を掴んで、握力のみで握りつぶして粉砕した。
見ると、溶解液のかかった胸元はすでに再生しており、一切の負傷は消えていた。
仮面ライダーシン。
変身後は一切を語れぬ彼だが、その再生力はライダー随一。
全身の87%が無事ならば、0.1秒以内に肉体を再生する脅威の生命力をもつライダーだ。
「―――――」
「オレ達、ニセモノ負けない!!」
「行くぞ、J!!」
「ああ!!」
「ギぃ――――ア!!」
ドゥン!!と、大地を揺るがす振動。
両拳を振り上げ、地面に叩き付けたショッカーライダーNo.4による地割れが、ZOとJの二人に向かって走っていく。
それをジャンプで回避し、ZOのライダーパンチが放たれる。
そのパンチに合わせてショッカーライダーの拳が真正面からぶつかり、二人の身体が弾かれた。
両手両足を地につけ、滑りながら着地するZO。
対し、ゴガッと地面を一度跳ねながらも、両足で立つショッカーライダー。
「ハァ!!」
「ギィッ!!」
そこに飛び掛かっていくJ。
両手で肩に掴みかかり、そこから一気にショッカーライダーの身体を持
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