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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
Riders/疾風
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す距離ではなかったはずだ。アリスが防いだか――――いや、彼女もすでに限界だった。



では




では、蒔風の傍らに立つ、あのシルエットは何者だ?




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誰かが、身体を支えている。
前に倒れそうになる身体を、誰かの腕が胸元に当てられている。

傍らに立つその男は、勇ましい声で語りかける。


「どうした、蒔風君」

「――――あ・・・・・・」

「こんなところで終わる、君ではないだろう」

「ああ・・・・」

その腕を掴み、蒔風が立つ。

「そう・・・ですね」



そして、男のベルトが回転した。
嵐のような旋風とともに、煙が回転して徐々に晴れていく。

「大丈夫だ。皆も来ている」


瞬間、彼らの周囲から声がした。
同時に爆発音。

数は十三。
猛々しいエンジンの音とともに、男たちの声が飛び交っていった。



「サイクロンアタック!!」

「ハリケーン、ダッシュ!!」

「マシンガンアーム!!」

「クルーザーアタック!!」

「ジャングラーショック!!」

「カブトロー、サンダーッ!!」

「ライダーブレイク!!」

「スーパァーライダァー、ブレイク!!」

「ヘルダイバーレーザー!!」

「―――――!!!」

「Zブリンガーアタァック!!」

「ジェイストライク!!」

「アクロバットバーンッッ!!!」


蒔風の周囲で、連続的に起こる、攻撃による爆発音。
見回していると、次々に上がる爆発の煙。

うろたえるセルトマン。
いったい何事かと、爆発ごとにその方向を見回していた。


そして、ついに十三体の魔物が同時に爆発し、蒔風たちを覆っていた爆炎を完全に吹き飛ばした。



「いけるか、蒔風君!!」

「ああ・・・本郷さん!!!」

「な・・・・にぃ・・・・!!!」


セルトマンの額を、冷や汗が流れる。

こいつらは知らない。
こいつらは何だ。

アーカイヴにない存在が、なぜ俺の目の前に存在する!!!


「貴様ら・・・何者だ!!!」

セルトマンは知らない。
主要人物のステータスしか見ず、警戒していなかった彼は、直接的に登場しない仮面ライダーの存在を知る由もないのだ―――――!!!



「仮面ライダー一号!!!」

「仮面ライダー二号!!」

「仮面ライダー――――V3ァ!!」

「ライダーマン!!」

「Xライダー!!」

「アーマ、ゾォーン!!!」

「天が呼ぶ、地が呼
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