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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
Thirteen/死数
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ていた。


「アリス、頼んだ」

「え?」

「悔しいけど、こうするしかないんだ。こうやって体力を温存して、少しでも回復させる」


だが二人そろってそんなことをすれば、一気に押しつぶされてしまう。
そのために、アリスには動き回っていてもらわねばならないのだ。


「わかりました!!」

「たの・・・むぞ・・・」

スゥッと軽く目を閉じる蒔風。
完全にではなく、薄目は空けておく。

そうして近づいてきた数体を投げ、獄炎で焼いていく。


今にも噴火しそうな怒りは、いまだにこの体に残っている。
アリスのおかげで落ち着いたが、それは決して消えない。


だから、そっと待つ。
それを爆発させるべき時まで、溜めて、溜めて、溜めて――――あの男に、後悔させてやるのだ。



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そのころ

世界は動き始めていた。


ほかを封じられ「the days」しか残らずとも、最大世界としての特色は残っているためほかの世界の要因も、わずかながらも残っている。


この世界で、何が動いていたのか。



海が


空が



渦巻いている




深い底で脅威が



高い天で突風が



アーカイヴすら巻き込んだ戦いに、この世界が身震いを起こしているかのようだった。





to be continued

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