第六章 Perfect Breaker
Unknown/未知数
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ほんの少し。そんなに時間はかからない」
メモでも見るかのように掌を見て
「つまり、この世界の寿命は、ここでお前がどれだけ耐えるかで決まるんだ」
そして、指をさす。
終わりだと宣言する。
お前が耐えればその分伸びる。
しかし、伸びるのはそれだけだと。
この世界の終わりは、もはや確実だと。一切のためらいも疑問もなく、この世界の守護者へと告げた。
「せめて、最後まで楽しませてくれ。蒔風!!!」
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「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
「ん、ありゃぁ・・・おーい!エリオさん!!」
「翼刀!!それに皆さんも――――」
「あれ、でもエリオさん確か・・・・ってまどかちゃんにほむらちゃん!!何があったんすか!?」
三人を抱えて走るエリオ。
そのエリオを見つけたのは、ショウの指示で撤退していた翼刀たちだった。
事の顛末を彼らに話し、まどかたちを預けて戻ろうとするエリオ。
だが、それをショウが止めた。
「エリオ、お前はこいつらを頼む」
「え?」
「確認するが、あいつは一人でセルトマンのところに残ったんだな?」
「え、ええ。そうだけど」
「―――――あのバカ!!!」
「あ、ちょっと俺も!!」
「まって翼刀!!」
歯ぎしりし、エリオの来た道を睨んで駆けだすショウ。
さらに、その後を追って走り出す翼刀と唯子。
その勢いにエリオは置いて行かれ、結局彼女たちを「EARTH」(仮)へと送ることになってしまった。
「セルトマン相手に一人で残って、何考えてんだあいつは!!」
「いやー、舜さんのことだからなんも考えてないのかも」
「ありえそうよね、あの人なら」
「くそっ!!手間増やさせやがって!!!」
駆ける。
セルトマンの見てきた、この世界のアーカイヴ。
それもついに、終盤へと差し掛かった。
はたして、未来はその通りに決まっているのだろうか。
to be continued
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