暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
聖杯怪獣/岩鉄巨人
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の状態で、ショウがゆっくりと「EARTH」ビルへとプレートを進める。



「なるほど。そのまま魔力を吸い上げる、ってことか!!」

セルトマンがショウの魂胆を見抜き、そうはさせないと魔物どもを襲いっからせた。
翼がある物は当然、飛べない者はそれらに運搬されてプレートの上に落とされる。


「ほら。ルーンだって直で刻んであるんだ。怠けるなよ?」

「うるさい!!」

襲い掛かる脅威を、なんの苦も無く焼き払うステイル。
そうして、「EARTH」ビルとの距離が近づき、六芒星が淡い紫色に光り出した。

瞬間


「七閃――――!!!」

「イノケンティウス!!」

神裂の斬撃は前にもまして巨大に打ち出され、イノケンティウスの身長は4メートルにまで吹き上がった。
放った攻撃の、思っていた以上の威力に驚く。


「ちょ、ちょっとまて!!こんなにも膨大な魔力、送られまくったら・・・・」

「ああうん。破裂するだろうな。ボーン、って」

「な」

「だからどんどん使う!!あの魔力全部使えるんだから、手加減するなよ!!?」

「「アンタこれが狙いかよ!!」」

二人の怒声は背に、ペロッと舌を出しながらシレッとした顔をするショウ。


「大丈夫だ。呼んでいるのは」

ドォンッッッ!!

「お前らだけじゃない」


「うひゃあー。こりゃぁ凄いですね!!」

「なんださやか、怖気づいたか?」

「ケンカしないの。私たちも行くわよ!!」

黄色の弾丸が唸る。
紅色の槍が引き裂く。
青い刃が飛び出していく。

魔法少女であるさやか、杏子、マミの三人もまた、プレートの上に立ち、流れ来る膨大な魔力を消費して敵を迎え撃っていた。


「まさかこんな強引にするとは」

更には、先ほど別れたリィンフォース


「これならば、いくらでも私の宝具を撃てます!!」

剣の英霊。セイバーであるアルトリア・ペンドラゴン。


「オォッシャァ!!ドンドンぶっとばしてやるぜェ!!」

「行くぞ、賢久!!」

これまた、炎を操る田島賢久と、劫の目を持つ皐月駆までが集結している。



彼等は各個にして強力。
しかし、その魔力消費があまりにも大きい者たちが多い。

だが今はそれを気にする必要はない。
今その魔力元は、目の前の大聖杯―――――


「クッ・・・・」

「大丈夫か?」

「は、はい・・・・みんなががんばってるんです。私だって、やる時はやりますよ!!」

ショウの背後では、間桐桜がライダーと共に戦っていた。
もともと小聖杯としての能力を持っていた彼女は、その魔力の影響を最も受けやすいと言える。

彼女に関して、無理
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ