第六章 Perfect Breaker
不撓不屈
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を駆けまわり、チラリと上空の理樹へと目をやる翼刀。
だが、そこに飛び込んできたシルエットは理樹の物だけではなく―――――
「クラウッッ!?」
ドォンッッ!!
爆撃か何かかのような音がして、翼刀のすぐ後ろにクラウドが大剣を叩きつけて落下してきた。
今まで見てきた剣とは違い、合体剣ではないようだ。
ずいぶん古めかしいバスターソードは、多様性は無いが一撃一撃の攻撃力が大きい。
クラウドはその一撃を外し、しかしそのまま翼刀を追って飛び出した。
漆黒の翼を開翼し、その加速能力を使って。
「まっ、加速開翼!?」
「喰らえ」
一気に翼刀の真横へとやってきて加速を止め、逃げ回る翼刀と並走しながら剣を交えるクラウド・ストライフ。
大振り、小振り、突きに石突、果てには打撃。
それらを回避、防御で駆け回り、更には後方から襲い掛かってくる理樹の銃撃にも気を配らねばらない。
と、そこで目の前に立つ男が
「一刀さんか!!!」
フワリ、と右手をッ真横に軽く振り、そこに小さな何かが十個浮遊する。
その浮遊した何か――――コインに向かって両手を開き、十の指先を向けて―――――
「おいマジか!?」
「超電磁砲」
十の熱線のようなものが、一斉に翼刀の方へと放たれた。
それぞれが指先から真っ直ぐに放たれたので、現実に翼刀を狙ってきたのは左右の中指から放たれた二本だけ。
だがその左右に二本ずつ、計八本のサブがあればそれは脅威だ。
クラウドの剣を回避し、バリア片掃射から逃げ、更にはこのレールガンからの回避。
「グッ―――――ォォおおおおお!!!」
だが、それでも翼刀は回避した。
その場を回転して最小限でレールガンを回避し、その回転からの蹴りでクラウドを押しのけ、襲い掛かる連射は刃の一列連射で凌いだ。
「ダァッッ!!」
そしてそれらを一気に弾き飛ばし、一番近くのクラウドの頭を掴み取った。
そしてヴァルクヴェインの刃がその命を霧散させようとしたところで
ドドドドドッッッ!!!
「な・・・・・!?」
地面から、十五天帝が突き出してきた。
その剣は翼刀に突き刺さりはしなかったが、その動きを制限する。
翼刀は取り囲むように出現したそれらに驚愕し、そして自分に向けられる脅威らに青ざめるしかない。
「混闇の元に、獄炎!土惺!!」
《All Zecter Combine――――》
「フゥゥウウウウ・・・・・」
蒔風の元には、獄炎と土惺が今まさに混ざり合っていて
一刀の手には、パーフェクトゼクターが握られていた
そして観鈴は、これから吐き出そうとしているの
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