第六章 Perfect Breaker
不撓不屈
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たかのような雄叫び。
ビリビリと窓ガラスが振動し、建物にヒビが入る。
思わず耳を抑えた翼刀だが、その男から目が離せない。
この男こそ、最強。
奇跡失くして、蒔風はこの男に勝てず。
破滅失くして、この男は語れない。
彼のものに名は無し。
しかし、誰もがそう言うとこの男のことを思い浮かべた。
故に、人々は男のことを―――――唯、「奴」とだけ呼んだ。
「マジかよ」
短く悪態。
だが、そうは言ってもしょうがないだろう。
パンパンと頬を叩き、教室から身を乗り出す翼刀。
「む」
それを見て、六人の視点がこちらに向く。
正直、怖い。
五人の翼人を抑圧してやっとなのに、そこに抑圧のきかない「奴」が現れては勝ち目がないかもしれない。
でも
「やるって、決めちまったんだよなぁ」
足を窓枠に乗せ、そこから自由落下して行く翼刀。
着地し、肩を鳴らしながら拳を締める。
「さて、と。親父の次は、かるぅ〜く伝説、超えてみるか」
歩む。
向かうは、最強の六人。
ならば、こちらは
「かかって来いよ。今は・・・・俺が世界最強だ」
to be continued
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