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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
五翼 凶襲
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は最後のがなかったわけだが。お前のそれは信念か?それとも挑戦か?」

「・・・どっちかってーと挑戦かな?試練だと思ってるし、あんたを倒せないならキッパリと仕事をするさ」

「そうか。ならば即座にお前の力を開放しろ」

ビシッと、空に光が奔る。
召喚魔法陣。紅の閃光。

蒔風を中心に左右二騎、計四騎のサーヴァントが召喚された。
紅の魔力光の跡を引くのは、見覚えのある四色の光。

蒔風が、短く告げる

「死にたくなければ、お前の全力を尽くせ」


四色は、即ち純白、漆黒、薄緑、蒼青。
彼等もまた、別の可能性の存在。

一歩間違えれば、世界を破壊しうる災厄となった者たち――――――



「破ァァアアアアア・・・・・」

バーサーカー
純白の翼・神尾観鈴《暴走》


「クックック・・・・終わらせよう、か」

セイバー
漆黒の翼・クラウド・ストライフ《暗黒》


「もう終わり・・・・何もかも、終わり」

ランサー
薄緑の翼・直枝理樹《絶望》


「世界を破壊する・・・それが、俺の・・・・」

ライダー
蒼青の翼・北郷一刀《破滅》


「あーあ。だから言ったのにぃ」

アサシン
銀白の翼・蒔風舜《第二章》




翼刀の前に、新たに現るサーヴァント。
その数、四騎。

既存のアサシンを含め、総てが翼人。
在りえたであろう、闇の側面を引き出した、別の可能性の彼ら自身の顕現―――――!!!



「は・・たしかに。こりゃぁ戦争だ」

渡航力を奔らせていく。指向性をこの空間全域に。
標的は翼人。その力を抑圧する。

現れた彼等は相当過去から引っ張られている。
力も今の彼等よりは低いだろう。

だが、それでも戦慄は止まらない。


鉄翼刀は、初めて今まで彼らが戦ってきた敵に、なかなか勇敢だったんだなと感心した。

なにせこの五人が揃った目の前に立ち、しかも勝てると踏んで挑んでいったのだから。
自分だって戦いはしたが、この五人を同時に目の前にしたことはない。

それを、よくもまあ挑んでいったものだと本当に感心する。


「・・・だったら、なおのこと負けられねーじゃんか」

己の力の全力を以って、この五人に挑む。
ならば、自分にできないはずがない――――――!!!


「・・・・鉄流不動拳18代目当主、鉄翼刀。行くぞ」

「来い。「EARTH」の翼人五人が、直々に相手をしてやろう!!!」

襲い掛かる歪んだ翼人。
だが、それもまた彼らの一面。



―――――翼人、救世主にして破滅の者




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