第六章 Perfect Breaker
狂気の笑い声
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ら、ここからが本気の戦いになりそうである。
「正面からの戦いか。暗殺者として召喚された以上はその流儀に則りそれっぽくと思ったが、やっぱり俺はこういう戦い方が性に合う」
「くそ・・・・ヴァルクヴェイン!!」
翼刀が叫び、剣を構える。
そうだ。
相手は過去の蒔風舜。
基本的に情報は与えられても、翼刀とは初対面の存在だ。
そんな男を相手にして、この蒔風が何もなしに突っ込んでくるわけがない。
翼人の脅威は、その強さではない。
強さもさることながら、一度戦った相手には多少なりとも優位に戦えるその理解力。
一回目で勝利できない場合、そして自身の力を知られた時、翼人に勝つことは困難だ。
「貴様の力は不動拳とかいう武術。驚くことに四剣の一、ヴァルクヴェイン。そして、渡航力と言ったところか」
ばれている。
こちらの手の内は、ほぼ見透かされた。
だが
「まだこっちも明かしていない手の内はあるぜ」
「だろうな。それだけのものがあるならば、バリエーションは相当なものだろう」
「ああ。だからよ・・・勝った気になるなよな」
「そうだな。そういうのはいくらでもいえる」
「ちっ・・・・そこまで言うなら、俺の技見て驚くなよ!!!」
翼刀が駆ける。
過去、一度は圧倒したその男に。
今、その背を追う男の内の一人に。
そして、いつかは追い抜いてやるその姿に。
「鉄流不動拳十八代目当主、鉄翼刀。参る!!!」
to be continued
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