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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
奇怪接敵
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「はぁ?シグナムぅ?誰それ」

そう、あっさりと言い放った。



「ほかの女の話を振るとか、やっぱなかなかのクズ野郎だね。ますます斬りたくなってきたよォ♪」

そんなことを後に続ける女だが、ショウはそれどころではない。
チラリと振り返って、残りの三機を見る。


今になって気付くが、服装が皆違う。
シグナム達ヴォルケンリッターがまとっている騎士甲冑のバトルジャケットは、はやてを主としたときに彼女が考えたものだ。

それ以前の主の時では、たしかそんなものは不要とされて簡素なインナーと布だけだったはず。
だが、今目の前にいるこの四騎のサーヴァントの服装は――――


目の前のシグナムは、ショウの知る彼女に比べて露出の多い服装。
シャマルの方は、私服と言って差し支えない者だが、意匠をみるに何かに仕える立場の者が着るような服装。
次のヴィータだが、青い短パンにシャツという簡単さ。すこし時代の古い感じの意匠だ。
ザフィーラはというと、狼の姿―――というか狼そのものだ。ただ、全身をよく見ると生傷が多い。


それらを踏まえて、ショウがもう一度聞く。


「お前ら、どこの時代のシグナムだ」

「はぁ?だから誰それ。いいじゃないのよ、そんなこと。あんたも言ったじゃん。今はただ、斬って斬られて派手にヤりあおーぜ!!」


そういって繰り降ろされる女の剣を、ショウが頭上で受けて腹を蹴り飛ばす。
そして女が倒れるよりも早く背後に回り、背中をド突いて三騎の元へと戻していった。


「いっつ!!このクズ野郎!!やるなら斬れよ!!蹴りとか殴るとかバカじゃないの!?」

「あらあら、怪我したの?ふふ、いいわよ?あなたでも。ずっと、ず〜っと、私が面倒見てあげるから・・・・」

「あぁ?あんたの趣味にかまってらんないんだよ!放せ!」

「あぁん」


転がってきた女を足元に眺め、いたわる様に話しかけるシャマル(とおぼしき女性)
だがその口調には慈愛というよりは占有したいと言う思いの方が・・・というか、それしかないような響きだった。


(シグナムは変態シリアルキラー。シャマルの方は・・・管理願望か?監獄に閉じ込めて私がお世話してあげますよ〜ってかんじの)

シリアルキラーの次はヤンデレ看護師かよ

うんざりとするショウ。
がっくりと肩を落しながらも、面倒くさそうにショウが聞いた。


「あー、解ったから。で、俺の知ってるあいつらじゃないならお前ら一体何なんだよ」


ショウの質問。
もはや聞かずにはいられない。


それに対し、彼女たちは答えた。


「はぁ?とっ捕まったときに、私の名前は消されたよ」

「わたくしもですわ。私はただ主人を「死
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