第六章 Perfect Breaker
奇怪接敵
[11/11]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
当時ならともかく、今の自分に勝てる人間など翔剣のほかにはいないはず。
ブンッと、フードの人物が唯子を片手で払うように投げ、喉を抑えて唯子が転がる。
「あんたがそんなに弱いなら、もう仕方ないよね」
そういって、フードに手をかける“彼女”
「な・・・・・」
暗いとはいえ、唯子はその顔をはっきりと見た。
片目がないのか、右目には眼帯がつけられている。
「だったらあんたを倒して、私が変わる」
隻腕、片目。
それだけ傷だらけに変貌した彼女ではあるが、唯子にその顔を見間違うはずがなかった。
「あんた・・・・誰だ!!!」
知りながらも、そう叫ぶしかなかった。
だって、そうでもしないと自分が保てるかわからない。
「私は」
だが彼女はそれを言う。
叩きつけるように、突きつけるように。
「私が、あんたと変わる。問題ないでしょ?だって私も“綺堂唯子”なんだから」
「――――――――」
言葉が出ない。
目の前の彼女は、まったく自分と同じ顔をした人間だったのだから。
軌道唯子VS
「なんであんたなのよ。生き残ったからだって?だったら、あんたを殺して、私がそこに変わるんだ!!」
――――VS ブレイカー・綺堂唯子
to be continued
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ