第六章 Perfect Breaker
強敵跋扈
[6/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
づかなかったらしい。
音はともかく、振動と規模は大きかったのだが、それを気づかせないクウガだった、ということか。
「しかもこのままだとヤバい。「EARTH」が巻き添えになるかもしれないからね」
そういって、ディエンドが「EARTH」(仮)へと視線を移す。
今戦っているここは、最初からあまり変わらず「EARTH」(仮)の近くだ。もしこれ以上戦いが長引けば、無事でいられるかわからない。
「翼刀、お前は爆発の方調べてこい」
「あとは僕らがやるから、さ」
「は!?」
二人の言葉に驚く翼刀。
こういってはなんだが、二人ではあのクウガに勝てるとは思えない。
三人がかりでもまだ、カードを装填、発動させるだけの隙も出来ないのだから。
「問題ねぇよ。俺達にはこれがある」
「それに、あいつの動きはもう見切ったしね。君のおかげで」
これ、と言って取り出したのは二人のケータッチ。
そしてディエンドは尊大そうに翼刀の肩を叩く。
「あいつは俺たちが連れていく。どっかの海岸にでもな」
「君も早くいきたまえ」
「っていわれてもな・・・・・」
「腕、ヤバいんだろ」
「・・・バレました?」
「大したことないみたいだが、あいつ相手にはもう無理だろ」
「これ以上続けるにしろなんにしろ、いったん引いてその剣で反動分は回復しとくべきだね」
「あー・・・・おっけ、わかりました。じゃあこの場はお任せしますよ」
降参、負けましたよ、というように両手を上げて苦笑いをする翼刀。
そしてジリジリと下がりながら、一気に爆発のあった「EARTH」ビルの方へと駆け出した。
「さて、テメェはいったん」
「僕らと来てもらおうか!!」
駆けだした翼刀を追って、クウガが三人に向かって突っ込んできた。
しかしクウガにしてみれば見えているのは翼刀のみ。この二人は撥ね飛ばせばいい程度に考えている。
だがディケイドとディエンドの背後に、突如として灰色のオーロラが現れる。
クウガは止まりきれず、そのままそこに突っ込み二人も後を追う。
そして、オーロラが消えて三人はここから消えた。
その行き先は、二人の言うとおり海岸だ。
黒い砂浜で、少し向こうには波の打ち付ける岩場がある。
「さて、行くぞ。海東!!」
「それ、僕が言おうとしたんだけど?」
指図するな、という感じでそう反論する海東。
同時にディケイドはカードを装填。
クウガのパイロキネシスが向けられるが、ディケイドは発動させたクロックアップですでにそこにはいない。
そうなると、クウガには消えたようにし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ