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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
強敵跋扈
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はまだ生きている。
まさかそっちの人物にも手を出し始めたのか?


「―――――違う」

先ほど、クウガたちが召喚されたときのアリスと蒔風の会話を思い出す。

今ここに存在するはずのない者。
本来の者とは違う、別の可能性。

二年程前の事件―――――話には聞いていた。
まさか、この男は




「あんた、仲間を消してたって言う昔の蒔風さんか?」

「ほう。新米のくせによく知っている。ふふ・・・さて、自己紹介だ。俺のクラスはアサシン」

悪戯をするかのような、そしてその奥の邪悪さを――――悪であると言う蓋で心を追い、その役に徹したかつての蒔風が名乗った。



「アーカイヴになぞらえてもらうとだな・・・・蒔風舜 Ver第二章、ってところか」

悪としての存在。
秩序に向かいながらも、悪としての在り方で考える。

かつての悪――――失われたはずの存在。


アサシン・蒔風舜が、鉄翼刀の前に立つ。



「いやだと言うなら、止めて見せろ!!・・・・鉄、翼刀ォッ!!」

翼人はどちらにも転ぶ。






『翼人、救世主にして破滅の者』
 「アルハザードの物とされる遺跡の碑文より抜粋」





to be continued

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