第六章 Perfect Breaker
最強/究極
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今までのあらすじ
サーヴァントを失っていくセルトマンは、ここで一気に五体の召喚を行った。
セイバー・オクタヴィア
ライダー・オフィーリア
アサシン・キャンデロロ
そしてライダー・クウガ
彼女たちは自らの姿と相対し、そして彼等は究極の闇となった伝説へと挑む。
その中で、「EARTH」前に現れた五騎目のサーヴァント・ブレイカーの前には、同じくサーヴァントであるはずの赤銅の翼が。
彼女はどうやってその呪縛から逃れたのか。
セルトマンが彼等を召喚する、その数分前―――――
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「世界四剣の特性を、各々知ってござるか?」
「俺のは「統治」だろ」
「私は「勝利」」
「で、そいつが「治癒」だな」
「然り。そして吾が剣は「開錠」を旨とするでござる」
そういって、それぞれの四剣を指していく赤銅。
以前関わったこともあるが故、その手の話は何度も聞いた。
聖剣が勝利し
神剣が皆を癒し
天剣が統治し
鍵剣が心を開いて融和した
そんな伝説だ。
「それをうまく使えば、こんなこともできるでござる。ああ、各々方。念じるだけでいいので、吾に完全に貸し出す、ということをお願いするでござる」
しっかり使えないと、どうやらこの処理は失敗するとのこと。
本来の所有者ではない彼女がほかの三本を十全に使うのは基本的に無理なのだが、やはりそこは同じ四剣所有者であり、そして所有者の意志があればそれに問題はないらしい。
「では―――――フッっ!!」
座り、息を吸い、短い気合と共に吐き出す。
その掛け声に合わせて、まず彼女はΧブレードを自らに突き刺した。
その光景に驚く一同だが、アリスだけはなるほど、と感心している。
そうしていると、赤銅の指した胸部から光が漏れてくる。
それを確認した後、今度は聖剣と天剣を手にして空を仰ぐ。
するとガラン、という音と共にΧブレードが地面に落ち、彼女の胸部から落ちた。
抜けた、ではなく落ちた、というのは、彼女の胸に大きな穴が開いていたからだ。
そこから浮いてきた光に向けて、赤銅はエクスカリバーと十五天帝を同時に向ける。
光は分裂し、紅い光と赤銅の光に分かれて漂う。
エクスカリバーで紅い―――セルトマンの魔法陣と同じ色だ―――光を切り、残った光が散らないように十五天帝を向け続ける。
だが胸に開いた穴から、今度は赤銅の肉体そのものの崩壊が始まった。
魔力粒子となって散っていくそれを、エクスカリバーを置いて今度はヴァルクヴェインを掴んだ。
胸元にそ
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