暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
最強/究極
[14/14]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
口から吐血した跡があるものの今は癒えたのか、それでも少し気分の悪そうな顔をしている。


翼刀は蒔風の身体を地面にゆっくりと寝かせ、それからゴキゴキと首を鳴らしてからクウガへと睨みを利かせる。


「オイテメェ・・・・俺の恩人たちに何してくれてんだ。アァ!?」

青筋を立て、見下すように睨み付けてキレる翼刀。
右手にヴァルクヴェインを握りしめ、左手には渡航力が溜められていく。

そして剣を切り上げる様に上げ、そこで円を描いて振るう。


するとクウガと翼刀を囲んで刃が円形に降り注ぐ。
ここから逃がさない、と言わんばかりに。



そうすると、今度は翼刀の背後に灰色のオーロラが浮かび上がった。
そこから出てくるのは、すでに変身を済ませたディケイドとディエンド。


「士さん、こいつは」

「お前ひとりでってか?無茶言うな」

「あれは究極の一だよ?君は僕らの手助けをしたまえ」


俺がやる、と言い出す翼刀を、ディケイドとディエンドが封殺した。

過去に一度、ディケイドはアルティメットフォームのクウガを相手に勝利したことがある。


そも、この相手に正攻法は無茶という物。
ディケイドやディエンドのライダーシステムは、そもそも「全てのライダーを倒す」というコンセプトのもとに大ショッカーが作り出した。
仮面ライダーに対して優位に立てるというこの二人がいなければ、翼刀は勝てたとしても戦線離脱だ。

「じゃあそっちが手伝ってくれ」

「俺がやるからお前ら手伝え」

「何を言っているんだい。伝説であるあれを手に入れるのは僕さ」



一様に譲らない三人。
そうしているうちにクウガはこっち等に手を向けており―――――

ドンッッッ!!!


三人の足場が爆発し、煙の中から三人がそれぞれ飛び出して行った。


「じゃあ早い者勝ちってことでいいか!!」

「異議なし!!」

「さあ、ハンティングの始まりだ!!!」


なんの混ざりものもない、純粋な力。



優しさを元にではなく
原典ではない存在でもなく


正真正銘の、究極の闇・クウガを相手に、三人の勇が立ち向かう。





to be continued

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ