第十六幕:虹を映す少女
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で話してくる。
心桜「(笹夜先輩、とっても綺麗でしょ!!!)」
時崎「(た、確かに・・・七夏ちゃんからは聞いてたけど)」
心桜「(笹夜先輩って、綺麗なだけじゃないよ!!!)」
時崎「(え? どういう事!?)」
七夏「ここちゃー!!」
心桜「え!?」
七夏「笹夜先輩を、お部屋に・・・」
心桜「あ、すいません。笹夜先輩!!」
笹夜「いえいえ」
七夏「笹夜先輩、こちらへどうぞです☆」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん。それでは、時崎さん」
時崎「は、はい!!」
笹夜「失礼いたします」
高月さんは、とてもおしとやかで清楚な印象だ。そして、髪に虹を映す魅力的な少女だ。彼女を一度見たら、忘れられないだろう・・・。
時崎「天美さん?」
心桜「ん?」
時崎「さっき、天美さんが話してた、高月さんが綺麗なだけじゃないっていうのは?」
心桜「あ、それは、そのうち分かると思うよ」
時崎「そのうち・・・か」
心桜「そ。あたしたち、この後、お出掛けなんだ♪」
時崎「そうなの?」
心桜「笹夜先輩、今来たばかりだから、少し休憩してからだけど」
七夏「ここちゃー!」
心桜「おっ! つっちゃーが呼んでるみたい・・・」
時崎「ああ」
心桜「それじゃ!」
そう言うと、天美さんは、二階へと上がってゆく。
明日は七夏ちゃんたちが海へ出かけるのに、俺も同行させてもらう事になっているけど、高月さんに、その事は伝わっているのだろうか・・・。その辺りは七夏ちゃんや天美さんが話をしてくれると思うけど・・・。高月さんとは、たった今、会ったばかりだ・・・見たところ、物静かで人見知りするような印象を受けたが・・・高月さんの事も、もっと知っておく必要がある・・・というか、天美さんの話してた事も気になるので、もっと知りたいというのが本音だ。天美さんや、高月さんを知る事は、七夏ちゃんを知る事になると思う。
さて、とりあえず、居間のPSを片付けておこうかな・・・。俺は玄関から居間へ移動する。PSのゲーム画面は七夏ちゃんがコーデ中の状態だったので、俺は現在の状態を保存し、PSはスタンバイモードにして、テレビの電源を切った。
凪咲「柚樹君!」
時崎「はい!?」
凪咲「今日、お昼食は、どうなさいますか?」
時崎「え?」
凪咲「七夏は、天美さん、高月さんと、外で食べるって話してたから・・・」
時崎「そうなのですか?」
凪咲「はい。ですから、柚樹君も、一緒かしら・・・と思って」
時崎「いえ、明日はともかく、今日は一緒に七夏ちゃんと出掛ける話はしていないので・・・」
凪咲「そう・・・では、こちらで昼食、用意しますね」
時崎「ありがとうございます!」
心桜「お兄さん! 今日はつっちゃーと一緒に来ないの?」
天美さんが二階から降りて来
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