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翠碧色の虹
第十六幕:虹を映す少女
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奨だよ!」

そう言って天美さんは、写真を一枚くれた。バドミントンのユニフォーム姿で、体育座りの天美さん・・・短いスカートだが、脚で上手く下着が見えない定番のショットと言えるが、何故この写真を・・・などと考えていると、

心桜「ご安心ください! 穿いてますから!!!」
時崎「ぶっ!!」
七夏「ゆ、柚樹さっ、こ、ここちゃー!!」
心桜「あははっ!!」
時崎「あー、せっかく勝ったのに、勝った気がしない・・・」
心桜「でも、お兄さんは、あたしのより、つっちゃーの方がいいよねっ!!」
七夏「こ、ここちゃー!」

・・・俺は天美さんの第二波に備える・・・もう、その手には乗らない・・・

時崎「もうっ! ガマン・・・するっ!」
心桜「え!? ガ、ガマンするんだ〜・・・意外〜・・・お兄さん、なかなかの忍耐力だね!!」
時崎「という訳で、この天美さんの写真、スキャンしてMyPadの壁紙に決定〜!!」
心桜「げ!? ま、マジ!?」
七夏「ゆ、柚樹さんっ!!!」

七夏ちゃんが少し膨れた顔をしている・・・ちょっと珍しい・・・。

時崎「七夏ちゃんの写真もMyPadの壁紙にするよ!!!」
七夏「え!? そ、そういう事じゃなくって・・・えっと・・・その・・・もう、知りませんっ!!!」

そう言うと、七夏ちゃんは台所へ移動してしまった。

心桜「はーい。ごちうさ〜!(ごちそうさま〜!)」
時崎「え!?」
心桜「ま、その写真はホントにあげるよ。大切にしてよねっ!」
時崎「あ、ありがとう」
心桜「んじゃ、ちょっと失礼して〜・・・つっちゃー! 凪咲さーん」

天美さんも、七夏ちゃんの居る台所へ向かった。

凪咲「心桜さん、いらっしゃいませ!」
心桜「今日は、お世話になります!」
凪咲「こちらこそ! いつも七夏と仲良くしてくれて、ありがとう!」
心桜「いえいえ」

天美さんは凪咲さんに挨拶をしているようだ。今日は宿泊するからなのかも知れないが、そういう所はしっかりしているなーと思う。

テレビの画面に視線を戻すと、俺の叩き出した点数と七夏ちゃんがコーディネートしたキャラクターが表示されていた。ある程度七夏ちゃんの好みが分かればと思い、何となくPSのコントローラーで、そのキャラクターの見る角度を変えたりしていると−−−

心桜「お兄さん! このキャラクターが好みとか?」
時崎「うわっ!?」

いつの間にか隣に居た天美さんに驚く。

心桜「あははっ!」
時崎「さっき、七夏ちゃんがコーディネートしてたから・・・」
心桜「ふーん・・・なるほどねー。つっちゃー!!」
七夏「はーい☆」

台所から七夏ちゃんの声がする・・・と、七夏ちゃんが和菓子とお茶を持ってきてくれた。

七夏「はい☆ 柚樹さ
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