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翠碧色の虹
第十六幕:虹を映す少女
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七夏「その音楽、ここちゃーも難しいって話してました」
時崎「そうなんだ」
七夏「この音楽で良い点数が取れると、可愛い衣装が貰えるのですけど・・・」
時崎「天美さんでも、無理だったと・・・」
七夏「はい。ここちゃーは10回くらい挑戦しないと無理そうと話してました」
時崎「じ、10回・・・俺もう10回以上、挑戦してるんだけど・・・」

俺は、本気で、この楽曲と向き合う事にした。七夏ちゃんが応援してくれるのが心強い。もっとも七夏ちゃんは、新しいコーディネート用アイテムを試したいというのが、本音らしい。それから1時間程頑張って、なんとか天美さんの記録よりも高い得点を叩き出した。

七夏「柚樹さんっ! 凄いです! ここちゃーを超えました!!!」
時崎「あー、手が痛い・・・天美さん、よくもまあ、1回さらっと遊んだだけで、こんな点数を叩き出したもんだと、今、実感してるところだよ」
七夏「ここちゃーは、運動神経が鋭いですから☆」
時崎「おや、七夏ちゃん! お待ちかねの新アイテムが来たみたいだよ!」
七夏「わぁ☆ とっても、可愛いです!」

俺は、七夏ちゃんにコントローラーを渡す。

七夏「〜♪」
時崎「ん? どうしたの?」
七夏「これ、ぽかぽかです♪」

PSのコントローラーは、俺の体温でかなり暖かくなっていたようで、ちょっと大人気なかったかなーと恥ずかしく思ってしまう。
七夏ちゃんは、新しい衣装アイテム・・・『チェック柄のスカート』に合うコーディネートを模索している様子。

時崎「これで、天美さんが来ても、とりあえず大丈夫か・・・」
七夏「柚樹さん、お疲れ様です♪ ここちゃー遅いですね」

七夏ちゃんに言われて時計を見る・・・11時を過ぎていた。すると−−−

心桜「こんにちわー! つ、つっちゃー。ごめん・・・ちょっと、遅れたっ!」
七夏「ここちゃー、いらっしゃいです! 大丈夫? 息が荒れてます」
心桜「大丈夫、ちょっと走ってきただけだからっ!」
七夏「・・・今、冷たいお茶煎れますね♪」
心桜「はは・・・ありがとー。つっちゃー!」
時崎「天美さん。お疲れ様」
心桜「おっ! お兄さん・・・こんちわー!」
七夏「ここちゃー。はいどうぞ☆」
心桜「ありがと。つっちゃー! ん〜生き返るぅ〜!」
七夏「くすっ☆」
心桜「んで、二人で何してたの?」
時崎「そうそう! 天美さんに勝ったよ!!」
心桜「ん? あたしに勝ったって? 何の事?」

俺は、テレビの画面を指差す。

心桜「おぉー!! お兄さん! 頑張ったね〜!」
時崎「今、ちょっと手が痛いけど・・・」
心桜「あはは! んじゃ、お兄さんっ! 約束どうり、あたしのナイスショットあげる!」
時崎「ん? ナイスショット?」
心桜「そ。家宝推
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