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せるか決めるわ。」
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所変わって此処はグラウンド、
「それじゃあ初めて頂戴、殺すのは無しだけどそれ以外ならしていいから。合図は私が出すわ
行くわよ、よーい・・・初めっ!」
初めに動き出したのは椎名だった。
「(速い、しかもあいつの顔つき完全に獲物を狙う目だ。)」
「ふんっ!」
クナイが北上に向けて飛んで行く、それを叩き落とし、近づいて来た椎名に回し蹴りを食らわそうとするが、間一髪のところで後ろに飛ばれてしまう。今度は北上から接近戦に持ち込もうとするが、またもやクナイが投げられる、これを体を傾けることで躱し接近せる。が、
ボンッ!
「煙玉か??」
辺り一面が白くなり、視界が奪われる。煙から逃れるために素早く横飛びを行う。それでもどうやら切られてしまったようで、左腕に赤い筋ができてしまっている。
「チッ、切られたか。」
煙が晴れて見えてきたのはクナイを構えた椎名と、腰を落とした北上
「さっきの私の攻撃を避けられるとは思わなかった、貴様何者だ?」
「ただの軍人だ、先ほどのには肝を冷やしたが次の一撃で仕留めてやろう。いくぞ!」
それを合図に二人が一気に駆け出す。傍目から見れば椎名の方が武器を持っているのと、北上より動きが早いため有利に見える。が、北上には空戦で鍛えた”眼”がある。突き出してきたクナイを体を捻るようにして避け、捻った時の動きを使って拳を突き出す。
狙うは椎名の顎…の少し手前である。
そこにまるで吸い寄せられるように顎が来る。
椎名の目が限界まで開かれ、紙一重の差で躱したところで一瞬視界ので天と地がひっくり返った。
「そこまで!」
そこでゆりから制止の声がかかった。
「大丈夫か?なるべく痛くならないように投げたのだが。」
「凄かったわね。椎名さんとあそこまで渡り合えるのはそうそういないわよ。」
「最後のあれは浅はかでなかった。
むしろ私が浅はかだったな…」
「椎名さんがあんなに喋るなんて!これは凄いことだよ! ところで野田くんは何であんなに震えてるの?」
「あー、アイツ椎名に昔ボコされたからな。その時のトラウマが蘇ったんだろ。ところでゆりっぺ、結局北上はどこの班に入れるんだ?」
「そうねぇ、あの戦闘力は欲しいけど通信班も人が足りてないのよね。・・・よし!決めた!北上くん、あなたには実働部隊と通信班の両方に入ってもらうわ!」
「それはどういうことだ?」
「基本は実働部隊にいてもらうけど、状況によっては通信班に入ってもらう。ってことよ。」
「そういうことか、ならこれから宜しくするぞ。」
「おうよ、じゃあいい時間だしメシ食い
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