ペルソナ3
1863話
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なれば、死神との戦いでは使えない。
……なるほど。そうなると、やっぱりマジックミラーが具体的にどこまでの性能なのかをしっかり調べて貰った方がいいという事か。
「分かった。なら、マジックミラーはそっちに任せる。……ただ、言うまでもないが、管理は厳重にな。誰かに持ち逃げされたとか、そういう事になったら、ちょっと洒落にならないし」
「うむ、それは分かっている。研究所の方でも、アルマーが持ってきたマジックアイテムの類は厳重に管理しているので、心配はいらない」
「そうか。なら、任せる。……けど、そうだな。そっちに預けるんだから、出来ればマジックミラーを量産出来るようにして貰えれば、こっちとしては文句ないんだけどな」
「それは……ど、努力はしよう」
そう告げた桐条だったが、やはり難しいのだろう。
桐条にしては、珍しく頬を引き攣らせている。
「まぁ、そこまで気にするな。あくまでも、出来ればいいってだけだからな。それより、今回はマジックミラーの性能を明らかにしてくれて助かった。……まぁ、おかげではがくれにラーメンを食べに行けなくなったが」
「はがくれ? その店の名前は聞いた事があるな。……申し訳ない事をした」
そう言い、頭を下げてくる桐条。
いや、そこまでしてもらう必要がある訳じゃないんだが……
そう思っていたが、ふと桐条がお嬢様なのを思い出す。
もしかして、桐条はラーメン屋でラーメンを食った事がない……いや、それ以前にラーメンそのものすら食った事がないんじゃないか? と。
ふむ、そうだな。なら……
「じゃあ一緒にラーメンを食いにいかないか?」
そう、尋ねるのだった。
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