ペルソナ3
1862話
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が、その辺りはいずれ見せてくれる事もあるだろう。
荒垣が何を思って自分のペルソナを使いたがらないのかは、俺にも分からないが。
「そう言えばそうかもしれないわね。……アクセルと会ったのは、2月でまだ寒かったころだったっけ?」
「ああ。俺がこの世界に転移してきた日だな。いきなり影時間に巻き込まれて」
「そうそう。私もいきなり影時間に巻き込まれて、シャドウに襲われているところを助けてくれたのよね。あれで、もしアクセルが来てくれなかったら、どうなってかしら。今だと、臆病のマーヤを相手にあそこまで怯えていた自分が信じられないけど」
クスリ、と小さく笑みを浮かべるゆかり。
まぁ、実際、今のゆかりであれば臆病のマーヤを相手にしても全く問題なく戦えるのは間違いない。
それこそ、5匹、10匹といった数が出てきても、倒すのは容易だろう。
暫く愛用しているショートボウと、イオというペルソナがあるのだから。
「まぁ、俺が助けなくても……多分真田辺りが助けてたんじゃないか? 実際、真田はタルタロスに行ってない時は街に出て見回りを行っているみたいだし」
原作でゆかりがどのような立ち位置にいたのかは、分からない。
俺が今口にしたように、桐条のパーティに所属していたのか、それとも……実は死んでしまっていた過去の登場人物として姿を現したのか。
その辺りは俺にも分からないが、原作は原作、今は今だ。
ifの世界の話を考えても、意味はないだろう。
「そう考えると、アクセルと一緒に行動する事が出来るようになった私は、運がいいのかもね」
ゆかりは俺に向かってそう告げ、笑みを浮かべるのだった。
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