第12話「旅立ち」
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避するためにもハンターになったほうが得である。
最終目的は少し違えど、クラピカと同じ行動原理というわけだ。
次に、神字についてある程度は学んでおきたい。
自分の指にはまっているこの道具について詳しく知りたいし、できるのであれば、チートなこの指輪をもっとチートにしてみたいとも思っている。
最後に、原作のキャラに会ってみたい。
「テンプレ乙」とか言われそうだが、俺だって最初の頃は、主人公達周辺の死亡率の高さやストーリーに巻き込まれることを懸念して遠慮していた。
だが、この漫画を好きな者として一目でもいいから彼等を見てみたい。
というか、内容を知っている第287期ハンター試験を受験する気だから、拒んだとしても完全に接触を断つことは不可能だ。
ひとまず、これらが今現在の目標というかやってみたいことである。
「でも、まずは闘技場でお金を稼がないとだよね」
偽造パスポートを使用して、天空闘技場のある町へ飛行船で向いながら自分の懐の寂しさを思い出した。
旅団の皆には実戦経験の補完という理由しか話していないが、俺の為に使ったお金をいくらか返そうと考えている。
結局、頼ってしまった今回の旅の準備やパスポートの偽造等に掛かったお金や、未だに完治していない怪我の治療費とホテルの宿泊費etc……
ざっと見積もっても数億は軽く超えている。
そんなお金を、ポンと俺に使ってくれた皆には感謝していると共に申し訳ないと感じている。
しかし、お金を返したからといって「はい、これでおしまい」という訳ではなく。
まあ、今までお世話になったほんの少しの感謝みたいなものだ。
あ、そうそう。
偽造パスポートの名前の欄だけど……
「ユイ=ハザマ」
である。
……だからなんだと言われると、それまでなんだけど報告をしなければという使命感のようなものがあったので、一応。
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