第9話「リベンジ-1」
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うだろうが、奴とは違って俺の能力は旅団全員が知っている為に、後衛組になることは皆が理解している。
そうなると、前衛組の大半は俺に対して殆ど関心がないので問題にはならず、後衛組も女性陣との交流が多いのでこちらも大きな問題にはならない。
女性陣との仲については、ノブナガでは扱いきれないだろう女性的な部分を、マチやパクから面倒を見てもらっているからだ。
特に、まだ赤飯を炊く必要がないが“そういう日”の対処法は、同性―――経験者から学ぶ必要性がある。
流星街に義務教育なんてものはないし、あったとしても俺は旅団の保護下であり、修行に多くの時間を割いているので受けることなんて不可能。まあ精神が成人男性なので、小学生レベルの勉強をやり直す必要がなくなったことについては助かってはいるんだが……。
こういった事情から俺に関連した班分けに問題は出ることは稀だろうし、特殊な状況ではないので、以下のような班分けが決定した。
第1班
フランクリン・ノブナガ・ウボォーギン
第2班
フィンクス・フェイタン・ボノレノフ
第3班
ガブ・ヒソカ・テイロ
第4班
シャルナーク・マチ・俺+テト
第5班
クロロ・コルトピ・パクノダ
ガブとテイロの念能力かは不明だが、団長の話しぶりから運搬係のようだから“掃除機”や“風呂敷”のような感じなのだろう。
というか、俺的には前回の一緒に行動したマチやシャルと同じ班ということが重要だ。これは、あの時の足手纏いがちゃんと成長したということを二人に見せることが出来るということだ。
「決行は明日の18時だ」
クロロのこの言葉を最後に団員は思い思いに散っていき、クロロとノブナガ、シャルとマチ、そして俺が残った。
テトはというと班分けを始めたくらいから飽きたらしく、現在は俺の腕の中でスヤスヤと寝息をたてている。
この旅団の皆が居る中で寝られるとか、この子はある意味で豪胆なのかもしれない。
居残ったのは理由だが、単純に保護者であるノブナガが帰らないから居るだけなので、俺に関しては特にないのだが……
「ユイ。ちょっと団長と話があるから、マチが使ってる宿で待ってろ」
「え?」
「……ユイ、行くよ」
「え?あっ、ちょっと待って!!」
唐突に動き出した事態に反応が遅れ、その隙にスタスタと歩いていってしまうマチを慌てて追いながら、「?」が頭の上にいくつも浮かんでいく。
団長と話……俺のこと、だよね?
だけど、俺に聞かれちゃマズイ話とかって何だろう?……というかそんな気遣い、あの二人は絶対にしないと思うんだけれどなぁ……。
あれ?それじゃあ、何だ?
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歩き去っていくマチと、小
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