第8話「1997年……」
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の念能力を使用できるという、素晴しいチート効果である。
ただ、一度でも使った指輪はそれ以降は、最初に具現化したモノしか具現化できなくなってしまう制限がある。
さらに容量があるらしく、それを超えたものを具現化しようとすると壊れて、効果が無くなったただのボロい指輪になる……というかなった。
そして、もう一つの能力と言うか呪い的な効果は、一度でも指に合わせてしまうと、壊れるか、人体から離れる(指を切断される等)といったことが無い限り外せなくなる事。
それを知らずにはめた俺の人差し指、中指、薬指の三本に指輪がはまっているので確認済み。
ちなみに、俺の指にたどり着くまでの経緯を簡単に説明すると……。
団員がある骨董コレクターの家に盗みにいった。
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面白い指輪を発見、有難く頂戴。
↓
シャルが調べ、指輪の能力がおおよそ判明。
↓
俺が能力開発に悩んでいると耳に入る。
↓
開発の役に立ててごらんと、渡される。
↓
まだ解析できないから身に付けるなと言われたものの、興味本位で……
↓
取れなくなり、大慌て……
以上。
物凄く反省してます!だから、その拳をしまってください!あっ、ちょっ、まっ……ぴゃっ!?
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修行に明け暮れ気づいてみれば、この世界に来てから2年の月日が経った1997年―――
原作開始年まで後3年までの年、現在の旅団全員がとある仮アジトに集結していた。
今回も、俺は団員ではないもののノブナガの後についていって参加させてもらっている。
前のように、参加せずに鍛錬をしててもいいのだけれど……
「み、見てる…」
「目ぇ合わせるな」
某変態野郎が俺を視姦中につき中止して、ノブナガの背中に避難中。
うぐっ、なんか視線が回り込んできてるのか悪寒がする……ええい、これ以上見るな!!妊娠するだろうが!!
悪寒に耐えつつ視線を合わせないために他の団員へと視線を彷徨わせていると、ふと漫画やこれまでを合わせても初めて見る人間が二人いることに気づく。
一人は、よく言えば体格のいい、悪く言えば太っている男。
もう一人は、神父のような格好をした眼鏡の男。
はて? 誰だ?
「あれは、4のガブと8のテイロだ」
「……ガブ?テイロ?」
俺の心を読んだのか、ノブナガが二人の名前を教えてくれるが、やっぱり知ら……ん?4番と8番?
8番は確か、シルバに殺されるはず。
4番は……あれ?なんでヒソカがここにいるんだ?
「そういえば言ってなかったな」
「??」
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