第3話「スタート地点」
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もっていないのだ。
それが意味する事は、自分の存在を世界に証明できないということである。
憑依だとすれば、この年齢まで外の世界で生きていたと考えれられるので戸籍が存在しているかもしれないが、それだけをアテにすることは危険すぎるし、流星街へ“捨てられた”という事を加味すれば色々と覚悟しておかないといけない。
中身が20歳の男とはいえ、そんな俺が生きていたのは一般的には戦争がない平和な日本であり、この無慈悲で死と隣り合わせの世界とは雲泥の差がある。
生きている以上は、どんな世界であろうと精一杯生きてやる!!
とか、一応は強がってみたり……はぁ
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