0202話『初春型の集会』
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動をして好からぬ者にもし誘拐されでもしたら目も当てられないからな」
「艤装を出すのはダメなのか……?」
「人に向けてもダメじゃろう? 久保少佐に教わらなかったか……?」
「ぶー……それじゃもう妥協案で間宮にでも行こうか」
「そうだな……鎮守府内にも色々な娯楽施設もあるから不便はないしな」
「そうじゃな」
「いいでしょう。行きましょうか」
そんな事でみんなで間宮に行こうという感じで移動を開始したんだけど、
「……そういえば、若葉はどこかしら煙草を吸っているという噂を聞きますけど……吸っていませんよね?」
突然初霜がそんなびっくりな話題を出してきたので子日は驚いていた。
ま、まぁ子日達艦娘は基本年齢はないから大丈夫だろうと思うけど……むしろ艦の年齢も加算するとかなりの歳だしね。
「ふぅ……心配するな初霜。そこまで落ちてはいないさ。まぁ吸ってみたいという願望はあったりもするけどな」
「ただの噂ならいいんだけど、ほらうちの人達って提督も含めて吸う人がいないじゃない? 大型艦の人達もそれぞれお酒とか色々自由に娯楽を楽しんでいるけど煙草だけは誰も吸っていないから」
「なんじゃ初霜。そういう物言いだとお主の方がむしろ煙草に興味を示しているようにも感じるぞ?」
「そそそ、そんなことは無いですよ!? ええ、当然ないですとも!」
慌てて否定しているけど怪しいなぁ。
真面目な初霜は意外とストレス発散のために吸っているかもしれないというか吸っている姿を想像すると意外に似合うのが結構問題だったり。
まぁ……煙草は身体に悪いからね。
半不老の子日達の艦娘とはいえ体を壊すことはあるからね。
あまりにも酷い時は高速修復材を投与されるくらいだしね。
「ちょーっとこの話題はよしにしようか。なんか話していて見た目的にもアウトな話題だしね」
「そ、そうですね」
「じゃな」
「そうだな」
ふぃー……なんとか終わらすことが出来たよ。
初霜はいざ話題を出すとそれに固執する癖があるから早めに切り上げないとどこまでも続いちゃうからね。
そしたら初春姉さんがバサッと扇子を広げながら、
「わらわ達にもっとふさわしい話もないものかのー?」
ホホホとそう言って笑う初春姉さん。
うーん……初春姉さんが結構雅な口調だからどうにも調子が狂うんだよね。
「それではこれから行く間宮でなんのスイーツを頼むか考えましょうか」
「それはいいな。うん、それで行こう」
「そうじゃな。ではわらわは間宮特製モナカでも頂くとするかのう」
「やっぱり子日はアイスかなー?」
「若葉は抹茶プリンだ」
「むむむ……言い出した私が言うのもなんですが三人とも決めるの早くないですか?」
「なんじゃ。初霜よ、まだ決めておらんかったのか?」
「む
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