玖
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がくるだろう。
「あ、おはようございます和也さん」
「うん?……ああ、おはよう藤丸君にマシュちゃん。今日も元気そうで何よりだ」
後ろから挨拶をされて振り向くと並んで歩く二人が。魔術師初心者とサーヴァント初心者の二人だからこそなのか、まだ会って短いはずなのに仲がよい。仲良きことは素晴らしきかな。
「フォーウ!」
「ああ、ごめんごめん。フォウもおはよう」
「フォウ!」
と、マシュちゃんの肩に乗っていた謎生物フォウから「俺を忘れるな」と言わんばかりの抗議の声があげられたので、別個で挨拶を返す。ずっと姿を見なかった謎生物なのに藤丸君が来てからよく見るようになった気がするから不思議なものだ。まあ今でも触れようとすると逃げられるのだけど。おっさんがダメなのだろうか……
「和也さんも今から朝食ですか?」
「も、ってことは二人もこれから?」
「はい。先輩と朝のトレーニングを終えたので朝食に、と」
「……若い子は元気だなぁ」
麻早起きしてトレーニングをするのはそろそろ難しくなってきた。体が付いて来てくれないのだ、困ったことに。
「和也さんも朝食後どうですか?一休みしてから魔術のことか教えてほしいんですけど……まだこの制服の機能も十分に扱えてないですから」
「そう言われると俺なんかで良ければ、って言いたくなるんだけどね。二人とも、今日は予定が決められてるの忘れてない?」
そう言うと二人は一瞬悩んだのち、ハッと思い出したようなりアクションを取る。彼らに直接かかわることではないけれど、今後の問題にはなるのだから覚えておいてほしい。そう言うところも教えていくべきなのかな?
……そう言うところはできるならキャスターにやっておいてほしいんだけど、彼実戦で学べって言い出しそうだよなぁ。危険からは守ってくれるだろうけど、ちょっと荒そうなイメージだ。実際マシュちゃんの宝具の件では荒っぽかった。
「「和也さんのサーヴァント召喚!」」
「その通り」
=☆=
『こっちの準備は完了した。緊急事態のためキャスターも待機済み。いつでもオッケーだよ、和也』
「了解、ロマン。報酬の件も受諾してくれた、ってことでいいのかな?」
『ああ。ある英霊を召喚するためだけの触媒の入手とフェイトを一回使う権利だろう?大丈夫、最悪の場合でも全て終われば僕のツテでなんとかなるよ』
「なら―――マスター登録No.1、御影和也。英霊召喚システム・フェイトの起動を申請します」
一度はアニムスフィアになった苗字も、しばらく前に元の苗字へ戻した。庇護下から外れたわけではなく、はっきりと後継者関連から身を引いているとアピールするために。湯集な実子がいるのに養子を後継者にする理由など万に一つも存在しないが、俺の持っている虚数属性
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