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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica6-Bその日、王は少女になる〜My Family〜
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母様がイクスヴェリアを後ろから抱きしめる。
「イクスヴェリア。私たちと家族になりましょう?」
「・・・はい。よろしくお願いします」
「やった〜〜〜〜っ! よろしくぅ〜〜〜〜♪」
わたしはイクスヴェリアの前から抱きしめた。みんなが祝福の拍手してくれて、本日はこれにて解散ということに。それぞれが帰路に着いて、わたしと母様、そして今日から新しくフライハイト家の一員となるイクスヴェリアを連れて教会本部の外へ出る。
「お疲れ様でした、奥様、イリスお嬢様♪」
敷地外に停まってる白塗りのリムジンの前にはフライハイト家の現女中長で、わたしの義理の姉にもあたる双子姉妹の姉、ルーツィアが控えていて、わたし達を出迎えた。先代の女中長だったプリアムスは、8年前になんとシュテルンベルク家の当主、パーシヴァル君と結婚。もう子供が2人もいて幸せな家庭を築けてる。
―イリス、聞いてください。兄様と義姉様の赤ちゃんがとっても可愛いんです!―
パーシヴァル君とプリアムスの子供の写真データを見せ付けてくるトリシュには苦笑する日々だった。先々代も寿退職だし。今代のルーツィア達もいい歳(30代前半)だし、そろそろ身を固めても良いと思うんだけどね〜。妹としても不安だよ。
「・・・ん?」
「そちらのお嬢さんはどちら様ですか?」
わたしと母様の間に立つイクスヴェリアを見て、ルーツィアが「お客様ですか?」って小首を傾げた。母様がイクスヴェリアの後ろに回って、その両肩に手を置いて「今日から私の娘よ♪」って返した。
「・・・はい?」
「だから、今日からフライハイト家の末っ子として引き取る、元ガレアの冥府の炎王イクスヴェリア。彼女を養子としてフライハイト家に迎え入れます」
「・・・・えええええええええええ!!??」
そりゃ驚くよね〜。というか、「なんだとぉぉーーーーー!?」って車の中からも驚きの声が聞こえた。ドアを開けて出て来たのは「あ、父様」だった。母様と違って、歳相応に老けちゃってる父様が「また相談も無く・・・」って頭を抱えた。
「あの、やはりご迷惑なのでは・・・?」
父様の様子にイクスヴェリアが不安そうにしたから、「そんな事ないわよ〜?」って母様が後ろからイクスヴェリアを抱きしめた後、「あなた。何か問題でも?」ってジト目で父様を見た。
「いや、そうではない! 私もかのイクスヴェリア陛下を家族に出来るなど、とても光栄なことで、ぜひともお世話をさせて頂きたい! しかし出来れば妻と娘から事前に話を聞かせてほしかった、というだけでして・・・」
「とのことで。イクスヴェリア。夫もそう言ってくれたことだし、これで心置きなく家族になれるわよね?」
「あ、はい!」
そしてわたし達は車に乗って、一路フ
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