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提督はBarにいる。
ハロウィン間近!カボチャレシピ特集・その3
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「しかし……どうすっかなこの大量のカボチャ」

「観賞用カボチャも混ざってれば良かったんですが」

 カボチャの山を見回していた早霜が、オレンジ色の大きいカボチャをコンコンと叩いて音を確かめている。観賞用カボチャってのは甘味がなく食用に向かないカボチャで、大きく育ててお化けカボチャを作り出したり、ハロウィンには欠かせない飾りのジャック・オ・ランタンを作るのに使われるカボチャだ。山雲農園は鎮守府の食料事情改善という山雲の趣味と実益を兼ねた物であるからして、観賞用カボチャは育てないだろうが。

「そんな事より提督、カボチャ料理のお代わりをお願いします。出来たら次は洋食がいいです」

「まだ食うのか?赤城。お前にしては珍しいなぁ」

「いいじゃないですか、たまには」

 ぷ〜っと頬を膨らませて、赤城が拗ねる。まぁ他の鎮守府の赤城よりも食費が掛からなくて助かってるのは事実ではあるし、たまにはいいか。



《簡単ホワイトソースで、ウィンナーとカボチャのクリームグラタン!》※分量2人前

・ウィンナー:6本

・カボチャ:1/8個

・玉ねぎ:1/2個

・バター:20g

・薄力粉:大さじ2

・牛乳:300cc

・ピザ用チーズ:適量

・塩、胡椒:各少々

・粉チーズ:大さじ2




 さて、作るか。まずは野菜の下拵えから。カボチャは種とワタを取り除いて1cm角に切り、玉ねぎは薄切りに。カボチャは切り終わったら耐熱皿に乗せてふんわりとラップをして、600wのレンジで2〜3分加熱する。

 ホワイトソースを作っていくぞ。フライパンにバターを入れて火にかけ、バターが溶けたら薄切りにしておいた玉ねぎを加えて炒める。

 玉ねぎがしんなりしてきたら薄力粉を振り入れて、更に炒める。粉っぽさが無くなってきたら牛乳を注ぐ。

 煮立ってきたらピザ用チーズを加えて溶かし、塩、胡椒で味を整えればホワイトソースは完成。チーズの量はお好みだが、あんまり入れすぎるとくどくなるからその辺は上手く調整してくれ。

 グラタン皿にウィンナーとカボチャを並べたら、先程作ったホワイトソースを上から満遍なくかける。全体に粉チーズを振り掛けたら、オーブントースターでいい焼き色が付くまで焼いたら完成。大体7〜8分てトコかな?



「そういえば、なんでハロウィンにはカボチャをくりぬいてお化けの顔みたいなのを作るんです?私、その辺の事に疎くて……」

 グラタンをトースターに放り込んだのを見計らって、赤城が話しかけてきた。

「あぁ、ジャック・オ・ランタンの事か。それにはハロウィンの成り立ちから順を追って説明しないと解りにくいな」

 ハロウィンってのは、元々古代ケルト人を起源とする
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