暁 〜小説投稿サイト〜
Darkness spirits Online
砲皇勇者ヴァラクレイザー
第1話 クリスマスの怪事件
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は話題を変えるように明日の行動内容を告げる。

 ――事件の捜査を始めて数日。すでに彼らは、一プレイヤーとして「RAO」に参加するようになっていた。事件を追うための、潜入捜査として。
 今回の件は、プレイヤーに現実に近しい「痛み」が発生する……というものであるため、「苦痛に耐え得る精神力」に信頼の置けるトラメデス達が潜入班に選ばれたのだ。

「……だといいんですけどね」
「なんだよひっでぇなー。ま、お前もプライベートが大変なんだから、当たりたくなる気持ちはわかるぜ。もうあの嬢ちゃんにプレゼントは渡したのかい?」
「やめてくださいよ、もう。……だいたい、彼女とはまだそういう関係ではないんです」
「へぇー……まだ、ね……ほぉーん?」
「……何が言いたいんですか」

 トラメデスの容赦なき追及に、キッドは顔を赤らめながら反発する。そこを皮切りに、この一室を包んでいた剣呑な空気は、徐々に和らぎ始めていた……。

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