ルイ君はトモ君を呼ぶ
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「この不良が風紀乱さないか見張ってろよ!」
「ふぁ〜?」
「ってなに一人でたこ焼き食ってんだ、飯!」
「あ。メッシーそんなところにいたんだー♪」
お店を出てすぐにある休憩用の椅子に座って、たぶん一階にある食料品店で買ってきたっぽいたこ焼きをはふはふしながら食べてるメッシ−はっけーん♪
美味しそうだな〜……あのたこ焼き。じゅるり。
「………あげませんよ」
「いらねーよ!!」
「えぇぇ!! くれないのっ!?」
「食べたかったのかよっ!!」
ガックシだよ…。
「そんな…たこ焼きが食べられないなんて……」
「そんな…最藤君がいない旅行なんて……」
※二人の乙女のテンションが一気に削られました。
「しゅうくん……本当に行かないの」
「ああ」
彗ちゃんがあっくんに話しかけてる。彗ちゃん。こうなったら君だけが頼りだよっ。
あっくんを落として! 崖からっ!!
「みんなしゅうくんと仲良くなりたくて…」
「いや……アンタはいいんだけどさ(ちょっと怖いけど)
あいつらは変じゃん」
「「ええッ!!」」
「はふっ」
指さす方向にいるのは、りっちゃん、ナルシー、メッシーの三人。
メッシ−はたこ焼きに夢中でこっちの話なんて全然聞いてないみたいー♪
「うん、確かにずっごく変だね」
「「ウソッ!!?」」
「でも……そんなこと言ったらしゅうくんも十分変だよ?」
「なぁぁあああああ!!?」
うんうん。言ったれ、彗ちゃん。
「だって偏屈で頑固でお友達を作ろうとしないし…」
「変な連中ばかり寄って来るからだっ」
「類は友を呼ぶ、だよ……しゅうくん」
「アホ子が傍に居るせいだろう!!」
「ちよこちゃんが傍にいるのもしゅうくんが変なせいだよ?」
「(ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!)」
あっくんのライフゲージがヤバイ! 真っ赤だ。ワタチがフォローしてあげなきゃっ♪
「まあ、あっくんってちょっと変なところがあるよねー」
あれ? これってフォローになってるのかな?? まっいっか♪
「(こいつは……)だが、その理屈だとアンタも変ってことになるぞ!!」
「……自分は常識人だ。変じゃないって思っている人なんているの?」
「ヴッ!!」
「みんなのこと嫌いなの? わたしとも友達やめちゃうの?
そしたらちよこちゃん以外友達0人になっちゃうよ」
「グザッァァァ」
「嫌われちゃったらもうわたしにはどうすることもできないよ。
しゅうくんは一生ちよこちゃんと二人っきり、仲良く暮らすことに……「ま、待て」
おや……あっくんの様子が……。
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