第14話 外界からの異物
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眼差しを向けてくる。その瞳に既視感を覚えたRは、
「私はFBIサイバー犯罪捜査官のアレクサンダー・パーネル。このゲームから君達を救出するために潜伏していた。……君と同じ、『奴』に洗脳されていない者としてね」
「……パーネル!?」
次の瞬間に、感じ続けてきた違和感の実態へ辿り着くのだった。
オーヴェル――こと、アレクサンダーの「名字」に反応するRを見つめ、彼は物憂げな表情を浮かべる。
「そうだ。妹が……『ソフィア』が、世話になったな。飛香R君」
その眼の色を見遣り、Rは口元を震わせる。「ソフィア」という名前を出した彼の「正体」は、かつてない衝撃を齎していた。
――彼は。FBI捜査官だという、アレクサンダーは。
今は亡き飛香Rの恋人、ソフィア・パーネルの兄だったのである。
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