紅殻勇者グランタロト
第0話 おとぎ話と罪の始まり
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。そんなの……できっこない」
「出来るとも。……例え、海を隔てても。私も、彼女も、いつまでも君のことを見守っているよ」
やがて神父は棺の前に立つと、天上への旅立ちを祈るように――十字を切る。その背中を見つめる少年は、嗚咽が漏れだしそうな口元を噛み締めながら、拳を震わせていた。握り締められたその掌から、鮮血が滴り落ちる。
――自分は、取り返しのつかないことをしたのだと。そう自分を責め立て、傷付けるかのように。
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