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ヘタリア学園
第六千六百三十三話  もう色々来て

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第六千六百三十三話  もう色々来て
 イスラム教徒まで出て来た地中海、そこに面している国はとても多くてです。イタリア自身ロマーノに言うのでした。
「兄ちゃん、ヴェネツィアとかジェノヴァ関係でね」
「シチリアに来たいのかよ」
「うん、航海の要衝だからね」
 こう言って船を停泊させていました、そして。
 オーストリアさんが来てロマーノに言いました。
「私が管理しましょう、貴方達では無理です」
「何で御前が来るんだよ」
「おい、シチリアは俺が治めるんだよ」
 今度はフランスが出て来ました。
「イタリアもロマーノもな」
「貴方は欲張り過ぎです、お馬鹿さん」
「うるせえ、イギリスといい御前といい何かっていうと出て来るな」
「いや、俺が治めるわ」
 スペインも登場してきました。
「ロマーノと一緒にな」
「貴方自身を私の上司の方が見ていますよ」
「えっ、嘘やろ?」
 もう色々な国がシチリアを狙っていました、シチリアを巡る状況は何が何だかわからなくなってきました。


第六千六百三十三話   完


                 2017・10・26

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