暁 〜小説投稿サイト〜
KANON 終わらない悪夢
95栞と真琴の末路
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
くなっている事、その周囲にも人間ではない何かが蠢き、家や公園の周りにいる動物を食べ尽し、ついに人間を捕食してしまう鬼で悪魔になってしまっていると告げた。
 もちろん妹から男を取り上げるのもあるが、あの状態の妹を救えるのは祐一しか存在しないと本能でも感じていた。
「何だって? 栞があの犯人?」
 そろそろ香里や美汐、佐祐理も夜遊びと狩りのデビューをさせられるが、まだ人間の心が残っていた少女達には狩りはできなかった。
「そうなの、警察の人まで… もう私、どうしたら良いのか?」
 もし香里から母親、里の旧家、倉田の分家へと相談が届いていたら、軍勢を率いてでも名誉殺人をして事件は解決に近づいた。
 魔物に食われて夜に狩りをするような者が出れば、術者ともども狩られる。
 舞も妖狐の一族に狩られてしまうが、天使の人形は色々と実験をしている最中でもあったので、失敗すれば巻き戻しをする。
「栞は今どこに?」
「昨日から姿を消したの、両親も変になってて、栞がいなくなっても気にしてなかった。本当にもう、何が起こってるのか?」
 せめて美汐を交えて話し合っていれば、もう栞は助ける方法が無く、魔物に食われてしまっている事や、香里にも同じような魔物が入っていて、今も食われている最中、そして元クラスメイトと姉の惨状を見れば、真琴と美汐自身にも何が起こったか判明するはずだった。
 情報のやり取りが不正確だったため、このときも悲劇が起こった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ