95栞と真琴の末路
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裏ビデオとして撮影された後に裸で山に放り出された。
ヤクザの下部組織である暴走族はパーティー券を売らされて、違法薬物も校内でクチコミで販売、昼間にも平然と出回って学校内も汚染された。
夜遊びを覚えた女は、パーティなどで薬物も覚えさせられ、クスリ欲しさに小遣い稼ぎに援助交際でもして、ヤクザに捕まって本格的に管理売春。
夜の街で店に連れ込まれて、ホスト遊びも覚えさせられ高校も中退、借金の形にソープランドに転職するような馬鹿な者も出ていた。
夜の街は天使の人形の資金源でもなかったので、毎日食事に訪れる魔物達と一弥に喰い減らされ、別の町に逃げ遅れた者も、新参入しようとした中国人もロシア人もゴッソリ食われて消えた。
美坂家付近の公園
夜に狩りをしている栞、だった物。そんな妹を心配して追っていた姉が、捕食の瞬間を見てしまった。
「たっ、たすけてくれえっ!」
『エ〜? ダメデスヨ〜、アナタ達ノ餌食ニナッタ娘達ガ、同ジ事言ッタトキ、ドウシマシタ?』
ニコニコと笑っていた栞の右腕が一度振られると、ゴミが数人払われ、口から内臓を飛び出させたり、手足を変な方向に捻じ曲げて、血反吐を吐いて転げ回って苦しんでいた。
『サア、キョウモタノシカッタ、アトハオナカイッパイ…』
後に改良されたように、命だけ吸い取って、老化した人体は残してやるような上品な食べ方では無く、死体や食べ残しの残骸が残る雑な食事法。
加熱も調理もしないで腹を裂き、柔らかいハラワタから喰らう。後にはカラスに尻の穴から食われたハトのように、中身が空になった残骸が残る。
「ヒイッ!」
元は妹だった化け物が、口から血を滴らせながら、悲鳴に気付いてこちらを向いた。
『ミ〜タ〜ナ〜〜』
「きゃああっ!」
自分も似たような存在になっているのを知らない香里だが、悪鬼羅刹に縁を作られ魅入られた。
普通人ならこの後、蛇に睨まれた蛙になり、トキソプラズマ感染したネズミのように、天敵である猫の尿や匂いがある方向に自分から歩いて行く。
しかし、香里にも魔物が憑き、右手の魔物が憑いている妹に歯向かうこともできた。
『アラ、オネエチャンジャナイ、コンナジカンニドウシタノ?』
「なっ、何してるのっ!」
もう見れば分かる状態で、最近の動物や人間の猟奇殺人の犯人は妹だと確定した。
『エ〜、オイシイヨ、オネエチャンモドウ?』
血まみれの内蔵を見せられ、普段なら嘔吐する体が反応せず、クレイモアに出てくる妖魔のように内臓系が食べたい食欲、最近の自分に欠けていたものが目の前に出されて、フラフラと近寄って行く。
「オ、オイシソウ」
自分も化け物へと変化していく香里。命を削る予知や予測、その力を行使した後に来る力の減少、それを補充するには普段の食事のような死んだエサでは無く、生
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