暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1860話
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は女が多い。
 男もいない訳ではないが、やはり有里のファンの女が多いのだ。
 そのような者達に見つかった時、写真集程度であれば色々と誤魔化す事も可能かもしれないが、エロ本であれば誤魔化しようがない。
 ……そして有里がまだ意識を失っている状況である以上、当然それを誰が持ってきたのかという事が調べられる筈だ。
 高校生活を楽しみたいとは思っているが、女達から敬遠されるような有様になるのは出来れば遠慮したいというのが俺の正直なところだ。
 それは、順平と友近の2人も同様なのだろう。
 やがて不承不承ではあるが、2人とも俺の言葉に頷き、自分の持っていた本を元あった場所に戻す。
 こうして俺達は3人で金を出しあって写真集を1冊購入してから有里の入院している病院に向かう事になった。





「へぇ……結構いい病院なんだな」

 桐条グループの手が入っている以上、当然なのかもしれないが、病院はかなり新しく、大きかった。
 敷地もかなり広く、桐条グループがこの病院にどれだけ力を入れているのかを示している。
 いやまぁ、影時間を解決するには当然シャドウと戦わなければならず、シャドウと戦うのであれば怪我をするのも当然だろう。
 そう考えれば、寧ろこれは納得出来る結果なのかもしれないが。

「おーい、アルマー! 行くぞー!」

 俺が病院の様子を見ている間に先に進んでいた友近の言葉に軽く手を上げ、そのまま追いかける。
 ちょっと周囲の様子に目を奪われすぎたか。

「悪いな」
「何か珍しいものでもあったか?」
「いや、この病院に来たのは初めてだったからな」
「あー……そうか。アルマーはそう言えばここに来るまで、外国にいたんだったよな」
「そんな感じだ。だから、この病院の規模にちょっと驚いた」

 何故驚く? といった表情を浮かべる順平と友近。
 まぁ、何度も普通に来ている病院だと、この病院がかなり大きいという実感は湧かないのかもしれないな。
 観光地とかでも、そこで暮らしている人々にとっては海だろうが山だろうが湖だろうが、はたまた遺跡だろうが……そういうのは見慣れているので、それを見て驚く人がいるというのが納得出来ないのと同じようなものだろう。
 勿論この病院がペルソナ世界で一番大きい……などというつもりはない。
 実際にはこの病院よりも大きな病院は幾らでもあるだろう。
 だが、それでもこの病院がかなりの大きさなのは事実だ。
 影時間関連で色々と使われているのは間違いないだろう。

「ま、とにかく有里の見舞いに行くか」

 このままここで色々と話を続けても時間の無駄だと判断し、順平と友近の2人を促して先に進む。
 受付で見舞いの手続きを済ませると、そのまま病院の中を進んでいく。
 病院の中に売
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