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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
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ように先を進む。
エドも気のせいか?と思いそれ以上追及せずに奥へと進む。

しばらく歩いていると大きな空間に出た。
周りには少し欠けた氷の壁とカチンコチンのアネモネの花が覆っていて、天井はなく空洞になっている。
目の前の方に何故かそこだけ茶色い砂がこびり付いている、大きな扉があった。
たぶん、扉の向こうにスピルーンがあるのだと思い、扉の方へ向かって歩いていると上から、
『バサバサ』
「キュルルルル」
という音と鳴き声が聞こえてくる。
なんだか、だんだん大きく聞こえてくるのは気のせいだろうか……?
0号「……………」
さすがの0号も辺りを警戒し始めた。
エド「……なにかが来る…」
リンやランファンでは無いがエドは上から何か大きな力を持ったなにかがこっちに来るのを肌で感じていた……。
そして、


「キュウゥ!!!」
『ドッスンッ』
白い毛におおわれた兎のような見た目をし背中に銀色に輝く翼を生やしたなんとも変な生き物がエドと0号の前にゆっくり降り立った。
エド「ッ?!!」
ビックリしすぎて声も出ない。
まぁ、無理もない。こんな生物はエド達の世界には存在しないのだから……。
0号「メール・ミルス……スピルーンを守る門番……ってとこ…。」
冷静にこの状況を分析してらっしゃる。
分析した後、0号は何処からか赤い蛇が髑髏を巻いているような血がしみ込んだ大剣を召喚し、
それを握ってメールに戦いを挑んだ!!
以外にも好戦的?!
『タタタタタッ』
0号「ふんっ!」
『カキンッ』
大剣を両手で持って大きく振り下ろすが、メールが翼を盾のように使って攻撃を防いだ。


エド「ッ!」
やっと、状況が何とか飲み込むことが出来たエドは0号の助太刀に入ろうとする。
意味の分からない奴だけど見殺しにはできないから…まだ聞きたいことも沢山あるし。
それに、0号はレンリが変身した姿みたいな感じだし、0号が死んだらレンリまで死んでしまうような気がするし。
という感じの理由で0号を助けようとするが……

「そんなの、ほっといて早くこっちにおいでよ。」

謎の少女の声が頭の中に直接語りかけてくる。

エド「くっ、体が動かない!!」

少女の声を無視して助太刀に行こうとするがなにかがエドの体を縛り上げる。
目の前で0号が少し負けた感じで戦っているのにエドはただ見ていることしかできない。

0号「う、あああああああああああ!!!!」
エド「0号ぉぉぉぉ!!!」
刃のように鋭く切れ味がいい羽根が0号の腹部を直撃した。
そしてまた、少女の声がエドに語りかける。

「ねぇ、こんな光景もう見たくないでしょ?
 だったら、早くこっちにおいでよ……」


何かの力が大きな扉方へと何かが引っ張る。

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