『アホの子達が一か所に集まると…』1-6
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言葉を遮りやがった。テメェ。
翡翠と仲良く手を繋いでうんうんと何かを確かめ合い、頷き合っている。他の奴らは少し引きつったような表情で固まっている。
おい、待ておまえら、ツッコミどころしかないんだが、おかしな点しかないんだが、いったい俺はこの話のどこから突っ込めばいい? なにから切り返せばいい? 教えくれ神様!
※知らん。
おいぃぃぃこらぁぁぁぁぁ!!
無責任な自称神に見捨てられ、
「じゃあ、水着買いに行こうっ!!」
「おぉ〜だしー!!」
「しーさんっ、こうなったら自分がしーさんに似合う新作の水着選んであげますからねっ!」
「気持ちは嬉しいけど、僕は水着なんて着ないからいいよ…美希」
「庶民のお店に僕様に似合う水着はあるのかな?」
「あ、じゃあ水仙時さんはお留守番ということで〜いいですね〜」
「え……いや、行くよ、僕様も……?」
「新作の水着、ど、どんなのがいいかしら///」
アホ共は俺を無視し好き勝手に話を勧め、勝手に盛り上がりそして、
「んじゃ、あっくんのせいで尺使い過ぎたから、無理やりにでも切り上げてお店へ行かないとね〜〜」
おい、尺なんだっ、アホ! 俺のせいでってなんだっアホ!
「「「ワーーープ!!」」」
いつの間に打ち合わせしたのか、俺以外の全員が一斉に同じ言葉を叫びジャンプすると、
「ついたー!!」
何故か、大型ショッピングモールしかも3階中央、女子高生に今大人気と朝の情報番組で言っていた水着専門店の前に全員で立っていました。
「はあああああぁぁぁぁ!!?」
※その日。ショッピングモール内では、男子高校生の絶叫が響き渡ったりしたそうな、そうでもないそうな。
水着コレクション『ルイ君はトモ君を呼ぶ』へつ・づ・く☆
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