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とある3年4組の卑怯者
44 帰国
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の私の友達も花輪クンの家に泊めてもらうように頼んだの。是非会って一緒に遊べたらいいなと思ってね」
「僕もいいのかい?ありがとう!」
 山根もリリィの友達に会うことを楽しみにしている様子だった。そこで藤木が聞く。
「リリィ、君の友達ってどんな人だい?」
「そうね、結構可愛い人よ。その人のお父さんは日本人だから日本語もある程度は話せるわ」
「そうなんだ」
 藤木は言葉が少しでも通じると思うと安心した。
 
 やがて、花輪の母とアメリカに住む花輪の友人、そしてリリィの友達が日本に来る日となった。花輪とヒデじい、そしてリリィの家族は新幹線の静岡駅で待っていた。列車が到着する。そこに一人の美しい女性とアメリカ人の男性が降車した。
「カズちゃん、ただいま」
「Hi,Kazu!」
「Mama!それにマーク、long time no see!」
「奥様、お帰りなさいませ」
 花輪は母とマークとの再会を喜び、ヒデじいは花輪の母にお辞儀をした。そしてそばにいるリリィの家族も紹介する。
「こちらが僕のclassmateさ。彼女の友達も今日一緒に来るんだよ。そして僕の家に泊まることになったのさ」
 花輪に紹介されてリリィは挨拶をする。
「初めまして、リリィと申します」
「よろしくね」
「Nice to meet you,Lilly!」
 花輪の母とマークはリリィに挨拶を返す。
「ところでリリィクン、君の友達はまだかい?」
「一本後の列車で来ると思うわ」
「それじゃあ、一旦僕はmamaとマークを家へ送るよ。その後戻ってくるさ」
「では、また後で」
 花輪たちはホームを後にした。そして一本後の列車から、リリィの友達が降車した。
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