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勇者にならない冒険者の物語 - ドラゴンクエスト10より -
ラーディス王島にて
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と、肩をすくませると、チョウキの取った行動にぎょっとして腰を半分浮かせる。
「て、ちょっとまつにゃあ! スープを口に含んでおまえは何をしているにゃあ!?」
チョウキはスープの水分だけを口に含むと、ウェディの青年に口づけをしていた。
ゆっくりとスープを送り込む。
ウェディの青年ののどが、ゆっくりと動いてこくり、こくりとそれを飲み込んでいた。
うっとりとした表情でジアーデに向き直る。
「なに、とは。栄養を少しはつけさせたほうがいいのだろう?」
「お前は天然か!! 天然にゃの!? 間違って肺に入って呼吸が止まったらどうするつもりさ!?」
「普通に飲み込んでいるぞ?」
再び接吻する。
「お前に羞恥心はにゃいにょかーーーーー!!」
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