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ヘタリア学園
第六千六百三十話  不思議な生きもの

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第六千六百三十話  不思議な生きもの
 実は日本には虎やライオンはいません、豹もいないですし山猫も勿論ピューマもジャガーもいません。
 そして中国から猫が伝わって来るのも少し先で。
 対馬の森の中に見たことのない獣を見て妹さんに言いました。
「何かです」
「どうしました?」
「森の中に見たことのない生きものを見ました」
 こう言うのでした。
「四本足で目が光る」
「目がですか」
「はい、あの生きものは一体」
 日本は首を傾げさせつつ妹さんにお話します。
「何なのでしょうか」
「犬ではないのですか?」
「外見は全く違います」
「何か聞いていてわからないですが」
 妹さんもどういった生きものか聞いていてわかりません。
「何はともあれですね」
「はい、実に不思議な生きものがいます」
 対馬にというのです。
 この不思議な生きものが何か、日本は猫を見た時にわかりました。それはツシマヤマネコだったのです。


第六千六百三十話   完


                2017・10・25
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